工程管理の「行き方を変える」と、従来とは異なるリスクに直面する可能性がある。現場の状況などを踏まえてリスクを把握し、適切な対策を立てる必要がある。その際には、リスクや対策を定量化して捉えることが重要だ。(日経コンストラクション)

講師:降籏 達生(ふるはた・たつお)氏
講師:降籏 達生(ふるはた・たつお)氏 1961年兵庫県生まれ。83年に大阪大学卒業後、熊谷組に入社。95年に退社、98年にハタコンサルタントを創業し代表として現在に至る。コンサルティング実績は2000件を超える (写真:ハタコンサルタント)
(イラスト:山田 タクヒロ)
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 工期を大幅に短縮するには、これまでとは全く異なる施工方法を導入する必要がある。従来の発想を大きく転換し、工程管理の「行き方を変える」ことが重要だ。

 その際に使えるツールの1つに、「オズボーンのチェックリスト」がある(図1)。ブレーンストーミングで知られるアレックス・F・オズボーンが考案した発想法で、あらかじめ準備したチェックリストに答えるだけでアイデアが生まれるという効果を期待できる。

項目 意味
(1)転用 新しい使い道は? 他分野に適用できないか?
(2)応用 似たものはないか? 何かの真似はできないか?
(3)変更 意味、色、働き、音、におい、様式、型を変えられないか?
(4)拡大 より大きく、強く、高く、長く、厚くできないか? 時間や頻度などを変えられないか?
(5)縮小 より小さく、軽く、弱く、短く、薄くできないか? 省略や分割ができないか? 何か減らせないか?
(6)代用 人、物、材料、素材、製法、動力、場所を代用できないか?
(7)再配列 要素、型、配置、順序、因果、ペースを変えられないか?
(8)逆転 前後、左右、上下、順番、役割などを反転してみてはどうか?
(9)結合 合体したら? ブレンドしたら? ユニットや目的を組み合わせたら?
図1 ■ オズボーンのチェックリスト

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