2019年度の試験制度では、筆記試験だけでなく、口頭試験の内容も大きく変わった。改正初年度で試験の傾向が読めない分、試問に対する解答をしっかり準備しておく必要がある。試験当日は感情的にならず、冷静に受け答えしよう。(日経コンストラクション)

 口頭試験は、2019年11月29日から20年1月19日(年末年始は除く)にかけて、東京会場で実施される。

 試問は、受験の申込時に提出した業務経歴票と、筆記試験時の「問題解決能力および課題遂行能力」を問う出題に対して提出した3枚の答案を基に実施される。ここまでは例年と変わらない。

 ただ、大きく変わるのが試問事項だ(図1)。Iの「受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容および応用能力」が「技術士としての実務能力」に変わり、「コミュニケーション・リーダーシップ」と「評価、マネジメント」を問うことになった。

図1■ 2019年度の技術士第二次試験の口頭試験の改正内容
〈総合技術監理部門を除く技術部門〉
改正前(~2018年度) 改正後(2019年度~)
試問事項 配点 試問時間 試問事項 配点 試問時間
I 受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容および応用能力   20分(10分程度延長可) I 技術士としての実務能力   20分(10分程度延長可)
(1)経歴および応用能力 60点 (1)コミュニケーション・リーダーシップ 30点
(2)評価、マネジメント 30点
II 技術士としての適格性および一般的知識   II 技術士としての適格性  
(2)技術者倫理 20点 (3)技術者倫理 20点
(3)技術士制度の認識その他 20点 (4)継続研さん 20点
2019年度の技術士第二次試験口頭試験で改正した箇所を赤字にした。総合技術監理部門を除く技術部門(資料:日本技術士会)

 業務経歴票に記述した詳述業務において、コミュニケーション能力やリーダーシップをどのように発揮したか、また問題点の解決に当たって評価やマネジメントはどうだったのか、という試問が必ずあるはずだ。

 IIの「技術士としての適格性および一般的知識」は「技術士としての適格性」のみとなり、「技術者倫理」と「継続研さん」が問われる。少し範囲が狭まり、準備が楽になった。

 これらの項目では、文部科学省が公表する「技術士に要求されている資質能力(コンピテンシー)」を参考にしたい。質問された際に的確に解答できるように、準備しておこう。

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