技術士第二次試験の筆記試験が7月14日、15日に迫る。今号では、試験当日までの心構えと最終確認すべき内容、当日の対応についてお伝えする。日本技術士会が公表している「注意事項」をよく読んで、落ち着いて試験に臨みたい。当日は問題文をしっかり読んで、出題者の意図に沿った解答を心掛けよう。(日経コンストラクション)

1.試験当日までの心構え

 これから試験までの短期間で対応するのは大変だが、これまで学習してきた内容を前提に、受験直前という視点でさらに勉強内容を絞り込む必要がある。

 記述式論文の場合、絶対に忘れてはならない視点が「答案で何を求められているのか」である。

 二次試験の記述式論文の書き方の詳細は、前号までに紹介してきたので、ここでは直前に確認すべき論文作成のポイントを説明する。

 自ら選んだ科目であっても、その全ての領域を理解できているわけではないだろう。そこで出題率の高い領域を中心に、重要なテーマについて記述すべきキーワードを押さえておく。試験直前は、抽出したキーワードを前提に、それらを「題意に沿った答案」に構成できるようにする練習が大切だ。

 「II-2」や「III」は出題構成が確定しているので、それを踏み外さなければ一定の得点は獲得できる。しかし合格レベルに達するには、出題者の意図をつかみ、それに対応する答案を作成する必要がある。応用能力や課題解決能力が問われる問題でいくら専門知識を詳述しても、高得点は得られない。

 例えば重点施策の場合は、国が様々な事業メニューを用意しているので、それを示しながらまとめる必要がある。

 試験当日に困らないようにするには、問題文を「正しく読み解く訓練」が重要だ。題意に沿ってキーワードを適切に並べ、論理を構築できるようにするのだ。この学習方法に慣れてさえおけば、試験当日でも対応しやすい。直前対策としては合理的である。

 「III」については、今まで用意したテーマのキーワードから「問題は何で、課題は何か」というように再確認するとよい。過去の出題をこの視点で見直すことも試験当日までの対策としては有効である。

 総合技術監理部門の場合は、技術者ではなく、マネジャーの視点を持つこと、つまりトレードオフの問題についてバランス感覚を持つことがポイントである。どのような問題が出題されるにせよ、解決策はリスク対策であり、5つの管理で構成される。結論から逆算して答案を作成する練習をしておくとよい。

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