問題解決能力と課題遂行能力を問われる選択科目IIIでは、最新の情報を踏まえて解答する必要がある。特に参考になるのが、国土交通政策だ。自分が受験する選択科目に関係する審議会の情報は、少なくとも過去1年分はチェックする。CIMやi-Bridgeといった最新のキーワードも押さえておこう。(日経コンストラクション)

1.選択科目IIIの解答方法

(1)IIIでは何が問われるか

 前回は、選択科目IIの解答方法について説明した。今回は3割の配点を占める選択科目IIIの解答方法の説明だ。

 2019年度の技術士第二次試験受験案内にあるように、「選択科目III」は、受験者の選択した科目に関する問題解決能力および課題遂行能力を問うものだ。2問から1問を選択し、2時間以内に答案用紙3枚に記述する。必須科目Iとほぼ同じ論文構成だ(図1)。

改正前(~2018年度) 改正後(19年度~)
試験科目 問題の種類 試験方法 配点 試験時間 問題の種類 試験方法 配点 試験時間
必須科目 「技術部門」全般にわたる専門知識 択一式
(20問出題、15問解答)
30点 1時間30分 「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力および課題遂行能力に関するもの 記述式
(出題数は2問程度、600字詰め用紙3枚以内)
40点 2時間
選択科目II 「選択科目」に関する専門知識および応用能力 記述式
(出題数は回答数の2倍程度、600字詰め用紙4枚以内)
40点 2時間 「選択科目」についての専門知識および応用能力に関するもの 記述式
(出題数は回答数の2倍程度、600字詰め用紙3枚以内)
30点 3時間30分※
選択科目III 「選択科目」に関する課題解決能力 記述式
(出題数は2問程度、600字詰め用紙3枚以内)
40点 2時間 「選択科目」についての問題解決能力および課題遂行能力に関するもの 記述式
(出題数は2問程度、600字詰め用紙3枚以内)
30点
図1■筆記試験の改正内容(赤字部分)
総合技術監理部門については変更なし ※選択科目の試験中に休憩時間はなし(資料:日本技術士会)

 選択科目II-2と同様に、設問様式は選択科目ごとに、ほぼ固定されているので、問題文にある小問構成をそのまま答案に採用すればよい。構成で悩む必要はない。

 基本は(1)から(3)までの3つの小問構成である。唯一、「土質及び基礎」は2つの小問構成だが、3つの小問構成の選択科目と同じ記述量を求めている。実質的に、3つの小問構成の選択科目と問われる内容は変わらない。

 どの選択科目も小問数や設問項目の順序に関係なく、問題点や課題、解決策が必ず問われる。

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