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日経コンストラクション

目次

  • 1040tの巨岩を地山に“くぎ付け”

     JR上越線と国道17号を見下ろす重さ1040tの岩塊をグラウンドアンカーで地山に固定する。落石対策として類を見ない規模だ。高さ16mの一枚岩には多数の亀裂が入り、崩落の危険があった。亀裂拡大を防ぐため、振動を最小限に抑えながら施工した。

  • 世界初、住まいながら格子状地中壁

     東日本大震災による液状化被害が目立った千葉県浦安市で、格子状地中壁を居住地に構築する世界初の工事が行われた。宅地間での施工範囲の狭さや埋設物・電線といった障害物の難条件があったものの、小型機の開発などで工事を乗り切った。

  • アーチを台車ごと船に載せ一括架設

    東西水路横断橋架設工事(東京都)

     総重量7000t超のアーチを載せた多軸台車が、地組みヤードに横付けした台船にそろりと乗り込む。2020年東京五輪の競技会場に架かる橋は、珍しい架設方法を採用した。五輪のランドマークの1つとして、現在は静かに出番を待っている。

  • 切り羽全面に地山情報を映し出す

    国道106号下川井トンネル工事(岩手県)

     イベントなどで活用されるプロジェクションマッピングの技術を使って、トンネル工事の切り羽に地山の硬さを色で表した画像などを投影して可視化する。発破のための装薬方法の検討や作業班の交代時に、作業員全員で情報を共有しやすくした。

  • 初の交渉方式で構造不明橋を大改修

    国道2号淀川大橋床版取り換え工事(大阪府)

     完成から90年以上がたち、損傷が激しい長大橋を供用しながら大規模修繕する。建設時の記録がなく、部材の応力状態も分からない。国土交通省は設計交渉・施工タイプの契約方式を初めて採用。施工者は様々なリスクに備えた工法を提案し、工事に挑む。

  • 軽量材の人力施工で週末開放を実現

    米子道添谷トンネル覆工補強工事(鳥取県)

     対面通行で供用する高速道路トンネルに、覆工の厚さ不足が見つかった。片側交互通行するなか、高強度モルタルで内巻きして補強する。ただし、週末は資機材を全て撤去して交通開放する必要があった。採用したのは人力で施工できる軽量の埋設型枠だ。

  • 3種の自動建機で連続盛り立て

    小石原川ダム本体建設工事(福岡県)

     無人で自律的に動くダンプトラックとブルドーザー、振動ローラーが連係して、ロックフィルダムのコア材を次々と盛り立てていく。5時間の連続作業でコア材1層分に当たる約1300m3を施工。数十台の建機による堤体の自動化施工にめどを付けた。

  • 支間120mの巨大桁を免震化

    本四鉄道橋耐震補強工事(香川県)

     瀬戸大橋に連なる鉄道橋を、南海トラフ地震に備えて免震化する。支間120mのプレストレスト・コンクリート(PC)箱桁をジャッキアップして免震支承に交換。列車の運行を妨げないように、巨大な躯体とは対照的に緻密な施工計画を立てて臨んだ。

  • 軽いUFC床版を高速道路に初採用

    玉出入路床版設置工事(大阪府)

     阪神高速道路の入り口ランプで、老朽化した鉄筋コンクリート(RC)床版を超高強度繊維補強コンクリート(UFC)プレキャスト床版に取り換える。既設床版よりも薄くて軽く、橋桁や橋脚に負担をかけない。クレーンの旋回を伴わない架設方法も採用した。

  • 2連シールドで初のスパイラル掘進

    立会川幹線雨水放流管工事(東京都)

     幅8mの河川の下に雨水放流管をシールド工法で構築する。発進たて坑では縦方向の制約が、河川が蛇行する区間では横方向の制約があった。横2連のシールド機をらせん状に掘進し、途中で縦2連に変化させる工法を初採用した。

  • 地場会社が凍害に強い床版に挑む

    青ぶな山地区道路改良工事(青森県)

     寒冷で凍結抑制剤の散布も多い東北地方では、どのコンクリート構造物にも凍害の危険性がある。国土交通省東北地方整備局は独自の凍害対策を作成。最も厳しい対策でコンクリート床版を初めて打設したのは、地元の建設会社だった。

  • 新工法で通行止め期間を半減

    玉出入路床版撤去工事(大阪府)

     大規模更新・修繕が各地で本格化して、床版の取り換えが進む。阪神高速道路会社は、車を通しながら床版と桁の接合部を削る新工法を民間企業と共同開発。玉出入路でお披露目した。通行止めの期間が従来工法の半分になる。

日経 xTECH SPECIAL

土木

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