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湯ノ浦IC橋下部外工事(愛媛県) 
発注者:国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所 
受注者:四国通建

 愛媛県北部で整備中の国道196号今治道路で、湯ノ浦IC橋の橋台を1基建設する工事だ。

 形式は直接基礎の箱式で、躯体が幅約23m、奥行き約16m、高さ約20m。軟弱地盤に対応するため、コンクリートの内部を一部、砕石に置き換えて軽量化できる構造を採用していた(写真1、図1)。

写真1■ 完成検査時の橋台。国道196号今治道路の湯ノ浦IC橋を支える(写真:四国通建)
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図1■ 中空構造で軽量化した橋台
設置場所の地盤が軟弱なため、コンクリート躯体内部を砕石に置き換えて軽量化した。砕石を詰めるため、隔壁で仕切って「部屋」(図中の黄色の部分)を設ける構造だった。取材を基に日経コンストラクションが作成
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 施工者の四国通建(愛媛県今治市)は、この工事で評定点81点を獲得。発注者の国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所から、以下の2点で高い評価を受けた。

 1点目は、橋台が大型でやや特殊な中空構造である点を考慮した施工管理だ。コンクリートの打設時や養生時の要所でNETIS(新技術情報提供システム)登録技術を投入し、品質管理を徹底した。

 もう1点は、現場を管理する技術者の調整力だ。近隣で進められていた他社による多数の工事との調整や、台風で現場が被災した際の対応が認められた。

 橋台は、内部を隔壁で仕切り、砕石を詰める3つの「部屋」を設けている。一般的な橋台とは異なる構造なので、コンクリートの打設や品質管理には特に配慮が必要だ。入札時の技術提案には、(1)躯体壁部へのコンクリート打設時にくまなく充填させる対策(2)躯体コンクリートのひび割れを抑制する対策─の2テーマが設定された。

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