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土木のチカラ

日経コンストラクション

目次

  • 民間力が生んだ「水辺のにぎわい」

    勝山公園の鷗外橋西側橋詰め広場と水辺の遊歩道(北九州市)

     西の空に日が沈む頃、北九州市の小倉都心部を流れる紫川周辺に、夕涼みを楽しむ人たちが集まり始めた。水辺でひときわ明るい光を放つのは、市の勝山公園に設置された飲食施設だ。店舗前の階段やスロープで水際に下りることができる。

  • スギ材の新旧共演で大水車復活

     台風被害で稼働を停止していた木造の大水車が、大規模改修を経て2018年10月に復活した。大きく損傷した車輪外周の水受け部を一新し、内側の既存部材とつなげている。

  • 姫路城に続く「400m」に込められたデザインの意図

    大手前通り・南工区(兵庫県姫路市)

     姫路市はJR姫路駅北側の広場や通りで、車中心から人中心の空間へと再生する改修事業を2011年から段階的に進めている。18年9月には、駅から世界遺産の姫路城へと続く「大手前通り」の南工区(延長約400m)の整備が完了。幅員約15~16mの歩道に、自由に休める空間の他、歩行者や自転車の通行帯を設け、エ…

  • 世界遺産まで飽きずに歩ける道

    大手前通り・南工区(兵庫県姫路市)

     兵庫県のJR姫路駅から世界遺産の姫路城へと続く「大手前通り」の南工区約400mに、歩いていて飽きのこない歩道が完成した。イチョウ並木の両側に歩行者と自転車の動線を分散配置して、舗装の仕上げを変えている。レンガや木、歩道ブロックが混在しながら、雑多さを感じない洗練されたデザインが印象的だ。自転車と歩…

  • “水中の最新技術”が支える木製復元橋

    擬宝珠橋(ぎぼしばし)(鳥取市)

     JR鳥取駅から北東に約2km。堂々たる石垣が続く山城、鳥取城跡の玄関口に、「擬宝珠橋(ぎぼしばし)」が復元整備された。明治元年に架け替えた橋を正確に復元。橋脚の位置は旧橋を踏襲しており、側面から橋を見ると、8つの支間の長さは全て異なる。

  • 生まれ変わる渋谷川に新たな動線

    渋谷リバーストリート(東京都渋谷区)

     都市の発展とともに河川に蓋がされ、街から多くの「自然河川」が失われてきた東京都渋谷区。そんな区内で唯一の開きょである渋谷川が、にぎわいを創出する“生きている河川”へと生まれ変わった。

  • 川に“浮かぶ”天満宮

    梯川分水路(石川県小松市)

     国の重要文化財の保存か、堤防の引き堤か。そんな二者択一で膠着状態にあった計画を脱却し、保全と治水を両立させた河川改修が、石川県小松市を流れる梯川で実現した。陸続きだった小松天満宮が、“浮き島”になるように設けた「梯川分水路」だ。河川拡幅の一環で、国土交通省北陸地方整備局金沢…

  • 復活した「疏水船」が伝える明治期の偉業

    びわ湖疏水船(大津市~京都市)

     明治期に若き土木技術者が成し遂げた土木プロジェクトを、いかに今に伝えるのか──。琵琶湖疏水の往時の物語を紡ぐ観光船が、今年の春に復活した。

  • 繊細なトラスに合うシンプルなアーチ

    天城橋(熊本県上天草市~宇城市)

     2つの橋の共演──。九州本土から天草諸島へ向かう際、初めにまたぐ海峡にこの5月、アーチ形式の「天城橋」が新たに開通した。熊本天草幹線道路整備の一環で県が建設した「鋼PC(プレストレスト・コンクリート)複合中路式アーチ橋」だ。箱状の鋼部材をつなげたソリッドリブ形式のアーチ橋としては、国内最大の支間長…

  • 圧巻の渓谷美がもてなす「トンネルの旅」

    清津峡渓谷トンネル(新潟県十日町市)

     ひんやりとしたトンネルを750mほど進み、終点にたどり着くと、眼前に幻想的な空間が広がった。半円状の開口部とそこから見える渓谷美が水盤に映って、大きな円に納まった風景をつくり出す。トンネル内壁のステンレスに反射する景色も相まって、しばし時を忘れるほど見入った──。新潟県十日町市を流れる清津川沿いに…

  • 世界初の構造が生むしなやかな橋

    新名神高速・武庫川橋(神戸市)

     兵庫県南東部を流れる武庫川の上流部を車で走っていると、山あいに突如、コンクリート製の巨大な円形橋脚が現れる。見上げると、高さ80m超で、直径わずか5mのスレンダーな橋脚からは想像できないほど幅広のコンクリート桁が、川をまたいでいた。

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