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仕事の効率よりも質で評価を
高野 修(53、建設会社)

 人手不足を背景に、建設業でも働き方改革を求める声が大きくなっている。だが、仕事の効率を上げるだけで、建設業が若者にとって魅力ある業界に変わるわけではない。むしろ、仕事量を減らす取り組みの方が重要だと考えている。

 最近は、発注者や設計者によるミスのしわ寄せで、施工者である建設会社の仕事量が増えていると感じる。例えば、工事を受注してすぐに、図面の不備や検討不足の項目が見つかるケースは少なくない。施工方法や手順を詳しく計画する前に、発注者との設計変更のやり取りに時間を費やし、負担となっている。

 発注者や設計者が事前に十分な検討や確認を重ねておけば、こうした問題は生じないはずだ。建設コンサルタントが人手不足や働き方改革によって効率を重視するあまり、設計の質が下がっている恐れもある。

 状況を改善するには、効率よりも仕事の質を評価する仕組みが必要だ。発注者と設計者、施工者がそれぞれの持ち場を丁寧に担当すれば手戻りが減る。その分、仕事に余裕を持って取り組めるようになるだろう。それこそが、魅力ある建設業への第一歩ではないだろうか。

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