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実家の太陽光発電工事に不安
矢原 康次(53、建設資材メーカー)

 先日、父が実家の休耕田に太陽光発電設備を設置する契約を結ぶ場に居合わせた。その設備は、太陽光パネルを置く架台の基礎となる杭を地中に打ち込むタイプのもの。いずれは私が相続するということもあり、契約した設備会社に架台の構造計算書や地盤の調査内容を確認させてほしいと伝えた。

 例外的に承諾してもらったものの、不安は続いた。構造計算書を説明した担当者が、内容を理解しているとは思えなかったからだ。技術的な話題になじみのない客であれば納得するかもしれない。だが私は、日々の仕事で厳しい性能照査が求められる土木工事に携わっているだけに、構造計算や地盤の支持力の算定が軽視されていることに落胆した。

 地盤の調査は、まだ行われていない。既に太陽光発電設備の契約は済んでいるので、白紙に戻すことは難しそうだ。今後、粗雑に造られかねない設備と付き合っていかねばならないのかと思うと、気が重い。

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