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NEWS 技術

日経コンストラクション

目次

  •  「橋梁デジタルツイン」で変位解析

    約5億の自由度を持つ3Dモデルで健全度を見抜く

     阪神高速道路会社と東芝は、実在する橋梁をコンピューター上に再現し、車両荷重が橋全体に及ぼす影響度を評価する長大規模解析技術を共同で開発した。構造解析技術とセンサーデータを組み合わせて、実際の荷重による影響を把握し、橋梁の保守業務を効率化する狙いだ。

  • 月や火星の土壌だけでインフラ建設

    「月の砂」からは150N/mm2の圧縮強度を持つ建材を製造

     大林組は宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、月や火星で手に入る土壌だけで建設資材を製造する手法を開発した。マイクロ波による加熱やプレス機を使った圧縮で、水や混和剤を使わずに固めて成形する。将来、地球外の天体で基地や道路を建設する際の活用を見込む。

  •  「ダイオキシン汚染土」を完全無害化へ

    独自のフローテーションや熱分解処理を採用

     清水建設はベトナム国防省と共同で、枯葉剤由来のダイオキシン汚染土壌をオンサイトで洗浄する実証実験に乗り出す。ダイオキシンを95%除去する同社独自のフローテーション技術などを用いて、2019年1月から1000tの汚染土壌を完全無害化する予定だ。

  • 液状化しても沈まない護岸で波を防ぐ

    くし形鋼矢板で改良コストを45%減

     国土交通省九州地方整備局は、護岸のかさ上げと液状化対策を一体で実施できる「くし形鋼矢板工法」を国内で初めて適用する。地盤を改良してから別途かさ上げする従来の工法に比べて、コストと工期を45%削減できると見込む。今年度に試験施工を実施後、大分市内で大分港の護岸改良工事に活用する計画だ。

  • 国内初、ジオポリマーをポンプ打設

    配合設計の工夫と混和剤の開発で圧送に成功

     前田建設工業は竹本油脂(愛知県蒲郡市)の協力の下、セメントを一切使わないジオポリマーを圧送して打ち込むのに成功した。前田建設工業によると、ジオポリマーの現場でのポンプ打設は国内で初だ。

  • 橋梁の出来形検測の時間が半減

    3Dレーザースキャナーを張り出し架設の現場に採用

     三井住友建設は、3次元レーザースキャナーを用いた橋梁の出来形検測システムを開発した。従来のメジャーなどによる測定と比べて、検測作業の時間が半減する。

  • ヘルメットか姿勢で人を検知する重機

    接触の恐れがある距離で強制的に停止

     大林組は、複数のカメラとAI(人工知能)を用いて重機の近くにいる作業員を高精度に検知し、接触の恐れがある場合は強制的に重機を停止させる機能を備えた安全装置「クアトロアイズ」を開発した。

  • 鋼床版鈑桁に初の新ステンレス鋼

    SUS316と同等の耐食性で強度は2倍

     新日鉄住金ステンレスの高強度かつ高耐食の新しいステンレス鋼が、国内で初めて橋梁の主部材に適用された。一般ステンレス鋼SUS316と同程度の耐食性を有しながら、一般構造用鋼SS400の約2倍の強度を持つ省合金二相ステンレス鋼厚板SUS323Lだ。支間長約18mのSS400の鋼床版鈑桁橋を、SUS32…

  • AIがトンネル覆工の空洞を素早く暴く

    人による画像確認を7割減

     三井E&Sマシナリーとアダコテック(東京都品川区)は共同で、トンネル内のレーダー探査で得られる解析画像から覆工コンクリートの内部にある欠陥を自動で判定する技術を実用化した。人工知能(AI)を活用し、技術者が目視で確認しなければならない画像の数を従来の3割に削減。計測の翌日には速報結果を出力できる。

  • 配筋検査の時間を半減

    タブレットで撮影した画像と設計データを自動比較

     大林組は米国のSRIインターナショナルと共同で、配筋検査の時間を従来よりも25~50%削減する次世代型の自動品質検査システムを開発した。2019年度に現場への導入を目指す。

  • スパン長18mでトンネル覆工を高速打設

    覆工で月進200m超を目指す

     奥村組はテクノプロ(兵庫県明石市)、北陸鋼産(富山県滑川市)と共同で、山岳トンネルの覆工コンクリートの打設に従来の2倍近いスパン長の移動式型枠(セントル)を使って高速打設するシステムを開発した。覆工の施工速度を月進200m以上に押し上げる。

  • 「ヘルメットをかぶるだけ」の熱中症対策

    額につかない非接触型で最大1カ月稼働するセンサー

     戸田建設と村田製作所は、ヘルメットに装着する非接触型センサーで、建設作業者の健康状態を把握するモニタリングシステムを共同で開発した。

  • 7倍速でコンクリートを仕上げるロボット

    西日本高速の現場打ち仮設ヤードで実証

     鹿島は、床版やスラブの現場打ちコンクリートの表面を自動で仕上げるロボット「NEWコテキング」を開発した。人力に比べて最大7倍の速度で作業できる。西日本高速道路会社が発注した橋梁工事の仮設ヤードの整備に適用して、効果を実証した。

  • コンクリートの流動性を1時間キープ

    現場で添加する半固形タイプを開発

     戸田建設はフローリック(東京都豊島区)と共同で、アジテーター車のドラムに投入してかくはんするだけでコンクリートに高い流動性を付与する、半固形タイプの高機能性流動化剤を開発した。締め固め作業を低減でき、コンクリート打設の生産性向上につながる。

  • ガードレールの地際を簡易に防食

    特殊成型したポリエステルの不織布を現地で貼るだけ

     小泉製麻(神戸市)は、標識や照明などの柱脚を高強力な不織布で防食する「NEac(ネアック)工法」を開発した。現場での材料の加工が不要で、炭素繊維巻き立てによる防食工法などと比べてコストや工期を抑えられる。

  • 民間企業の配達車が道路を点検

    ソフトバンクの提案を受け宇治市が実証開始

     ソフトバンクと村田製作所は、民間の配送事業者のトラックなどに小型の多機能センサーを乗せることで、道路の路面変状を自動で収集する点検システムを開発した。7月から京都府宇治市で実証実験を始めている。

  • 「豆腐の絞り汁」が汚染土壌を無害化

    浄化剤コストは市販薬剤の半分を目指す

     鴻池組と不二製油(大阪府泉佐野市)は共同で、豆腐の絞り汁などの「大豆ホエー」を活用して、揮発性有機化合物(VOC)による汚染土壌を無害化する技術を開発した。天然由来の新たな浄化促進剤として、大豆ホエーを市販の浄化用薬剤の半額程度で販売することを目指す。

  • 既製コンクリート杭の強度判定が1時間

    フェノールフタレイン液でアルカリ性を確認

     清水建設は、既製コンクリート杭を支持層に固定するためのソイルセメントの根固め強度を、1時間程度で判定する手法「CW-QUIC」を開発した。費用は従来の圧縮試験と変わらない。

  • “三刀流”のマシンでトンネル補強を機械化

    ロックボルトの施工時間を25%短縮

     鹿島と古河ロックドリル(東京都中央区)は、NATM工法で地山補強に用いるロックボルトの一連の施工を機械化するシステムを共同で開発した。3本のブームを持つドリルジャンボを改良。削孔からモルタルの注入、ロックボルトの挿入まで3つのステップを1台でこなす。北海道開発局が発注した大狩部トンネル工事に適用し…

  • 劣化知らずの光ファイバーでひずみ測定

    供用中のコンクリート橋に1カ所20分で取り付け

     三井住友建設は、コンクリート構造物の表面に光ファイバーセンサーを固定してひずみの分布を測定するモニタリングシステムを開発した。鉄や樹脂といった劣化しづらい素材を使った固定方法を採用して、数十年取り付けたままにできるのが特徴だ。富山市の協力を得て2016年7月から実橋で検証し、耐久性に問題がないこと…

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