中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋東邦車輌(横浜市)は、高速道路の工事規制内の作業ヤードを確保しつつ、一般車両の誤進入から作業員を防護する「大型移動式防護車両」を共同で開発した(図1)。

図1■ 保護ビームが伸びて作業スペースを確保
「大型移動式防護車両」の作業時のイメージ。作業時の車両全体の長さは23.4m(資料:中日本高速道路会社)
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 移動式防護車両は、米国で既に活用されている。しかし、日本の道路運送車両法などに適合しない点があったため、国内向けに新たに開発した。特殊車両の申請が不要なため、公道で生じたポットホールなどの損傷箇所の補修や事故の復旧に迅速に対応できる。

 車両は、トラック部とトレーラー部とで構成している。保護ビームとその後ろに連結した衝撃緩衝装置から成るトレーラー部を、運転席があるトラック部がけん引して現場まで走行する(図2)。トラック部は大型自動車に分類され、市販品を利用している。

図2■ 走行時は後部の衝撃緩衝装置を折りたたむ
走行時のイメージ。走行時の全長は15.9m(資料:中日本高速道路会社)
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 SM570を用いた鋼製の保護ビームは、走行時には左右に分かれているが、作業時はスペースを確保するためにどちらか一方に移動し、重なり合うようにして“仕切り”を構築する。左右に動くので、走行車線、追い越し車線のどちらの規制にも対応できる。

 保護ビームの伸縮は、トレーラー部のリアタイヤだけをロックして、トラックを前進、後進して行う。走行時の車両の全長は約15.9mだが、作業時は23.4mまで伸ばせる。

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