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NEWS 技術

日経コンストラクション

目次

  • スマホをかざして出来形確認

    ゴーグルと比べて安全で持ち運びも容易

     鹿島はサイテックジャパン(東京都大田区)と共同で、構造物などの3次元設計モデルを施工中の現場の映像に重ねて表示する携帯型モニターを開発した。関係者間でのイメージ共有や出来形の確認に活用できる。秋田県の成瀬ダムの堤体打設工事に適用した。サイテックジャパンを通して2019年内に外販する予定だ。

  • 自動転圧の品質を“ぬり絵”と波形で確認

    初心者のオペレーターをしのぐ施工精度を実現

     安藤ハザマは、転圧の省人化を目的に開発していた振動ローラーの自動運転システムに改良を加え、ICT(情報通信技術)による品質管理を組み合わせた。GNSS(衛星を用いた測位システムの総称)と加速度センサーを使って、締め固めの状態をリアルタイムで把握できる。

  • ドローンとAIでダムの剥落を定量評価

    国の業務で従来と同等の寸法検出精度を確認

     八千代エンジニヤリングは人工知能(AI)を用いて、ダム外壁のコンクリートの剥落を定量的に判定するシステムを開発した。従来は双眼鏡で確認していたダム堤体の劣化情報を、ドローン(小型無人航空機)で撮影した写真とAIで把握する。同社は開発したシステムを、国土交通省東北地方整備局が発注した鳴子ダムでの点検…

  • 「世界初」の鋳鉄床版、RCより6割軽い

    溶接不要で早期の交通開放が可能

     日之出水道機器は九州工業大学大学院の山口栄輝教授らと共同で、デッキプレートと補強リブを一体成型した鋳鉄製の道路橋床版を開発した。同社によると、道路橋床版を鋳鉄で製作するのは世界初だ(写真1)。鉄筋コンクリート(RC)床版よりも6割軽い上、溶接が不要なので疲労耐久性が高い。重交通路線の橋や合成桁の床…

  • 日立が「デジタルの耳」開発

    老朽化進む地中埋設インフラに商機

     日立製作所は、地中に埋まっている水道管の漏水を迅速に検知する「デジタルの耳」を開発した。同社は2019年4月、地中埋設インフラを効率的に保守・点検するデジタルプラットフォームを発表。実証実験を重ね、20年度にサービスを開始する予定だ。

  • 最大30m先の地山等級を掘る前に判定

    削孔検層から解析結果が出るまでわずか5分

     安藤ハザマは山岳トンネル工事で、切り羽の10~30m前方にある地山の安定度を予測するシステムを開発した。切り羽の前方探査などで得た削孔データをAI(人工知能)が自動で解析し、安定度の指標となる切り羽評価点を算出して地山等級を判定できる。

  • 法面作業での墜落を防ぐ“ねじ形”固定器具

    サッカーゴールの転倒防止技術を土木用に磨く

     太悦鉄工(浜松市)は、サッカーゴールなどの転倒を防止する杭状の固定器具「フレペグ」を土木用に改良した。どんな地盤でも高い引き抜き強度を保てる。法面工事で作業員が着用する墜落制止用器具を固定する用途などで、土木市場を開拓していく。

  • コンクリート養生でも進む働き方改革

    1日1回の自動給水で保水性保つ

     西松建設は、コンクリート構造物の壁面を高保水性シートで覆い、均質な湿潤状態を長く保てる技術「モイスチャーウォール」を開発した。1日1回程度の給水でシートに水を含んだ状態を維持できる。不織布やスポンジを使う従来のシートは保水性が低く、1日に何度も給水する必要があった。

  • 「 鉄筋ゼロ、オール炭素繊維」のPC床版

    国内の道路橋用で初めて

     東京製綱インターナショナル(東京都中央区)とオリエンタル白石は、腐食しない炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)を緊張材に使った、道路橋用のプレキャストPC(プレストレスト・コンクリート)床版を共同で開発した。オリエンタル白石によると、緊張材や補強材として鋼材を全く使わず、純粋にCFCCだけで造った道…

  • スマホアプリで油圧ショベル特訓

    操作パターンを実機通りに再現

     重機のオペレーターだけでなく、建設従事者以外もつい夢中になってしまうAndroid端末用の油圧ショベルの操作訓練アプリを、エンジニアの人材派遣・教育事業を行うトライアロー(東京都港区)が開発した。その名は「重機でGO」だ。

  • 暗いトンネルの調査・点検時間が半減

    MRで実寸大の補修履歴を映し出す

     三井住友建設は、暗い導水路トンネルで現状と過去の補修履歴などを歩きながら視覚的に比較できるシステム「MOLE(モール)-FMR」を開発した。調査・点検にかかる時間を大幅に減らせる。ゴーグル型のデバイスを装着して見た箇所の点検記録や補修履歴などを、実寸大で立体的に映し出すMR(複合現実)の技術を採用…

  • クラウド内の図面や写真の漏えいを保険でカバー

     フォトラクション(東京都中央区)とあいおいニッセイ同和損害保険は、図面や写真、工程表が外部に漏えいした場合、利用者や第三者が被る損害を補償する「サイバーセキュリティ保険」を共同で開発した。建設業向けクラウド「Photoruction(フォトラクション)」に保存する資料を対象とする。

  • 10m先を目視・点検できるロボアーム

    狭い場所に10カ所の関節を曲げて入り込む

     東京工業大学は、世界最長となる10mの「超長尺多関節ロボットアーム」を開発した。重さ10kgの物体を保持できる。細長い形状で10カ所の関節を曲げられるため、障害物のある狭い場所へ進入可能だ。橋梁やトンネルなどの点検作業で、人の立ち入りが困難な箇所における目視や打音検査の自動化への応用が見込まれる。

  • 数百メートル先の橋や法面を走りつつ計測

    最小限の補正で国の基準を満たす高精度を得る

     安藤ハザマと朝日航洋は共同で、モービル・マッピング・システム(MMS)を改良し、切り土法面など遠方の構造物の3次元計測を効率化する技術を開発した。MMSとは、レーザースキャナーなどを搭載した車両を走らせて周辺の3次元データを取得する技術だ。現地で計測したデータの精度を確保するための補正と検証の作業…

  • 「人工クモの糸」が建材に?

    三井住友建設がスタートアップ企業と新素材開発に挑む

     三井住友建設は、「人工クモの糸」の開発で有名なスタートアップ企業スパイバー(Spiber、山形県鶴岡市)と、建設分野向けの新素材開発で共同研究する旨を発表した。三井住友建設によると、スパイバーの独自技術で生産する「構造タンパク質」を建設分野向けの素材に適用する試みは初めてだ。

  • ドローンで1t級の資機材を運ぶ

    山間部での工事に期待

     東京電力パワーグリッド(東京都千代田区)は、山間部の送電線工事の際に、大型の重機や資材をドローンで運搬する技術の開発に取り組んでいる。

  • 設計者を「書類作成」から解放

    表やグラフを自動で出力するツール

     パシフィックコンサルタンツは、道路交通量などのビッグデータから表やグラフを自動で作成する「BIツール」と、スマートフォンで撮った写真から現地踏査の報告書を自動で出力する「現地踏査システム」を開発した。道路分野の部署に導入し、設計者が書類作成に割いていた時間を大幅に減らした。

  • 地滑り伸縮計の“価格破壊”

    LPWAの特徴生かした傾斜計を地割れ変位の監視に適用

     西松建設は、LPWA(省電力広域無線通信)を使った遠隔地での傾斜監視システムを改良し、地割れの変位などを遠方からモニタリングする「OKIPPA伸縮計」を開発した。従来の伸縮計と比べて、初期費用やランニングコストを大幅に下げられる。

  • ロボットが2.7秒で鉄筋を結束

    人力による施工箇所の9割を肩代わり

     建設工事の省力化工法の開発コンサルティングなどを手掛けるEMO(香川県三木町)は、設備機器の製造を得意とするサンエス(広島県福山市)と共同で、鉄筋の上を走行しながら自動で結束をこなすロボット「トモロボ」を開発した(写真1)。EMOの試算では、ロボットを導入することで人力での結束箇所数を9割近く削減…

  • 光ファイバーでRC橋の振動測定

    従来の1000倍の速さで即取得

     OKI(沖電気工業)と前田建設工業は、光ファイバーを使って鉄筋コンクリート(RC)橋梁の振動やたわみなどを測定し、ひび割れや剛性低下といった劣化を見抜くモニタリング技術を共同で開発した。OKIの光ファイバーセンサーをベースに、一般的な通信用の光ファイバーをRC橋梁の下面に設置する(図1)。

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