人手不足や人口減少が続くなか、国内ロボット市場が急成長している。3年後には2017年比2倍の2兆円規模に達する勢いだ。人工知能(AI)を搭載し、自律して動く多数のロボットが様々な現場で活躍し始めている。接客、建設、物流、警備、医療、農業――。さらなる効率化や業務のデジタル化に向けたヒントが満載だ。最新鋭の40機をまず押さえ、自社での活用法を探ろう。

 クラウド、モバイル、ビッグデータ、IoT、AI、デジタル化――。次なる波は政府も強力に後押しする「ロボット」だ。利用企業が自ら開発してビジネスの活路を開くケースも出てきている。

 2020年に製造分野とサービス業など非製造分野で使われるロボットの国内市場規模をそれぞれ1兆2000億円に高める――。合計で2兆4000億円のロボット市場創出を掲げた「ロボット新戦略」を政府(経済産業省)が打ち出してから2年半が経過した。金額は目標をやや下回るものの、市場は順調に伸びている。

 IDC Japanの調査によれば、産業用ロボットと産業用以外のサービスロボットから成る国内ロボティクス市場は年平均23.1%のペースで拡大するという。2022年の市場規模は2017年比2.8倍の2兆8395億円の見込みだ。

図 国内ロボティクス市場
市場は年2割拡大、2021年に2兆円を突破
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 3兆円をうかがう成長市場に向け、企業がロボットの活用に動き出した。清水建設や大和ハウス工業は人手不足の解消に向け、建設ロボや物流ロボの導入に踏み出している。

 東京の新名所、東京ミッドタウン日比谷でカフェを運営するアールアンドケーフードサービスは配膳にシャープ製の特注ロボットを投入した。業務の効率化につながっただけでなく「ロボがきっかけでお客と会話が生まれる効果もあった」(石川敦営業本部部長)。

 IT活用が遅れる第1次産業もロボットと無縁ではない。養豚小屋のケージを自動洗浄するロボットを開発した中嶋製作所には、複数の養豚家から「よくぞ作ってくれた。今ではこれがないと仕事が回らない」との声が届く。

 音声認識や画像認識といったAI機能を搭載し、自律走行して仕事を買って出る。あるいは人と協働する。それが今風のAIロボットだ。以下、国内外で注目のAIロボット40機を一挙に紹介しよう。

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