世界の企業向けIT大手16社の2018年度第4四半期(10~12月期)業績がまとまった。データセンター、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4事業分野を合計した企業向けIT売上高は総額1199億5300万ドル(13兆1349億円)となり、前年同期を8.9%上回った。

 4事業分野の営業利益は総額263億5200万ドル(2兆8855億円)で22.9%増。営業利益率は前年同期を2.6ポイント上回る20.9%と20%台に乗せた。

 16社中11社の営業利益率が2桁台だった。1桁台は富士通、米セールスフォース・ドットコム、NTTデータ、米HPE(ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)、米DXCテクノロジーの5社。米シスコシステムズについては全社営業利益を採用し、営業利益率も全社売上高から算出した。

表 IT大手の2018年度第4四半期(10~12月期)の事業分野別売上高
クラウドの伸び率は4割を切る
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 好調に見えるが、四半期ごとの業績を追うと市場が減速局面に入ってきた様子がうかがえる。IT企業の決算は第1四半期(1~3月期)の売上高伸び率と営業利益率が他の四半期に比べて低く、それ以降徐々に高まり第4四半期にピークに達する。

 2017年度はこの傾向通りに推移。売上高伸び率は3.7%増から始まり8.4%増、営業利益率は同16.2%から18.3%へと高まった。

 2018年度の売上高は第1四半期が10.5%増、第2四半期が12.5%増だったが、第3四半期は9.9%増、第4四半期は8.9%増となった。16.9%から始まった営業利益率は第4四半期に20%台に乗せたが、これを売上高成長の減速が利益率の増加をもたらす後退局面の始まりと見ることもできる。

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