「ZOZO退店」で注目を集めたが、その裏でデジタル活用を着々と進める。生産や物流などサプライチェーン全体の改革を狙い、DX子会社も設けた。採寸には人手を駆使するなど、デジタルと人、ECとリアル店舗の融合に挑む。

(聞き手=大和田 尚孝、金子 寛人)

足元の経営環境はどうですか。

 2018年度は当社のアパレル事業のうちEC(電子商取引)での売上高が255億円と、前年度比で26%伸びました。アパレル全体の売上高に占めるEC比率は14%になりました。5年後をメドにEC売上高は500億円、EC比率は20%程度を目標にしています。

2018年末にECサイト「ZOZOTOWN」で自社製品の販売を取りやめたことによる販売面の影響は。

 もちろんZOZOさんでの売り上げはなくなります。とはいえ自社ECオンリー主義ではなく、ほかのECサイトでは販売を続けています。今後も取りやめることは考えていません。

保元 道宣(やすもと・みちのぶ)氏
熊本県出身。1988年東大法卒、通商産業省(現経済産業省)入省。2001年エヌ・ティ・ティ エックス(NTT-X、現NTTレゾナント)入社。 2006年オンワード樫山入社。2011年オンワードホールディングス常務執行役員、2014年取締役、2015年から現職。(写真:村田 和聡)
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 オンワード樫山の場合、ECの売上高に占める自社ECサイトでの売上高構成比は85%程度、他社EC経由はZOZOさんの件があり減ったものの15%程度です。自社ECと他社ECの比率は8対2くらいが良いと思っており、そういう形になってきました。

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