IT業界は「バズワード」の宝庫だ。この31年間、開発方法論や概念に関する多くのバズワードが現れては消えた。ダウンサイジング、Webサービス、SIS、SOA、CORBAなどを振り返る。

 ダウンサイジング。今ではほぼ死語となったこのキーワードは、1980~90年代、IT部門の一大関心事だった。それまでの主流は巨大なメインフレームにデータ保管から情報処理まで全ての役割を集めた集中型のシステム。半導体技術の進歩でUNIXサーバーやパソコンの価格性能比が高まると、サーバーと端末で処理を分担するクライアント/サーバー・システムが台頭して脱メインフレームに火が付いた。この動きがダウンサイジングだ。

 ただし、いいことづくめではなかった。多数のパソコンやサーバーに処理を分散させた結果、システムのTCO(総所有コスト)が増え、本来の目的であるコスト削減を達成できない事例が目立ち始めた。ダウンサイジングはバラ色ではない――。クラウド技術の台頭などもあり、ダウンサイジングのブームは一気に下火になった。

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企業システムのアーキテクチャーの変遷

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