「過去最強クラス」の勢力で関東・東北地方を襲った台風19号。浸水面積は2018年の西日本豪雨を大幅に上回り、2万5000haを超えた。東京都や神奈川県でも、多摩川流域を中心に多くの建物が浸水し、建築・都市の水害に対する脆弱さをさらけ出した。「首都水没」へのカウントダウンは、確実に早まっている。(台風19号取材班)

浸水した東京都世田谷区内の都道312号。奥に玉堤小学校がある。消防車が集結し、救助活動などに当たった。2019年10月12日深夜に撮影(写真:日経 xTECH)
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浸水被害は西日本豪雨をも大幅に上回る
台風19号
(2019年)
西日本豪雨
(2018年)
関東・東北豪雨
(2015年)
死者・行方不明者 99 232人 8人
住宅被害 全壊 1491 6767棟 81棟
半壊 5400 1万1243棟 7090棟
床上浸水 3万3425 7173棟 2523棟
床下浸水 3万7358 2万1296棟 1万3259棟
堤防の決壊 71河川、140カ所 26河川、37カ所 19河川、24カ所
土砂災害 748 2581件 177件
表中の数字は2019年11月1日時点。一部、10月25日からの大雨による被害も含む(資料:国土交通省や総務省消防庁などの資料を基に日経アーキテクチュアが作成)
出典:日経アーキテクチュア、2019年11月14日号 pp.8-9 特集
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。