設計・施工・維持管理におけるデジタル活用(デジカツ)を伝える連載が日経xTECH(クロステック)でスタートした。リポーターは日経アーキテクチュア・川又英紀デスク。第4、5回は、竹中工務店が設計・施工を手掛ける“ぐにゃぐにゃなオフィスビル”の工事現場を取り上げた。

■「ちょい読み」版とは
日経 xTECH有料会員向けの連載「川又Dが行く!建築デジカツ最前線」の一部を日経アーキテクチュア読者向けにお届けするのが「ちょい読み」版だ。日経 xTECHでは、詳細な情報をスピーディーに提供中

 竹中工務店が東京・墨田に建設中の複雑な形のオフィスビル。資源リサイクルを手掛けるリバーホールディングス(東京都千代田区)の新本社ビルだ。竣工は2020年2月を予定し、施工の最終段階を迎えている。

 工事中の建物にはグレーのカバーが掛かっている〔写真1〕。だがシルエットだけを見ても、内部構造は相当ぐにゃぐにゃだろうと想像できる。19年8月末、その工事現場に入った。

〔写真1〕カバー越しでも複雑な形は一目瞭然
建設中のリバーホールディングス本社ビル(写真:日経アーキテクチュア)
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 真っ先に確認したかったのは、工事現場に行く前に、近くにある竹中工務店の作業所で見せてもらった建物の施工BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の画像と、実際の工事現場が同じに見えるかどうかだ〔写真2〕。作業所長の永井一嘉氏と課長 工事担当の砂川亮馬氏に案内され、建物内部で最も工事が進んでいるフロアに行ってみた。

〔写真2〕BIMで足場の組み方を検証
手前右が作業所長の永井一嘉氏、右奥が課長 工事担当の砂川亮馬氏(写真:日経アーキテクチュア)
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 するとオフィス内の空間全体を広く見渡せて、かつ天井や柱の曲面がはっきり見られる場所に出た〔写真3〕。

〔写真3〕空間はBIMで見た時より広く感じた
曲面だらけの壁や天井(写真:日経アーキテクチュア)
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 第一印象はBIMで見た時よりも「空間がずっと広く感じられる」ことだった。フロアには仕切りらしきものがないので、奥行きを感じる。

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