新国立競技場をはじめ、スポーツ施設や文化施設などが集積する東京・神宮外苑地区。緑豊かなこのエリアの一角で、全室にバルコニーを設けたホテルの建設が進んでいる。五輪後のにぎわい拠点を目指す。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の北側に位置し、11月22日に開業を控える「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜(もり)プレミア」。歴史的・文化的に貴重な絵画を展示する聖徳記念絵画館やイチョウ並木、新宿御苑とも近接する〔写真12〕。

〔写真1〕新国立競技場の正面で建設が進むホテル
2019年11月22日の開業に向け、建設が進む「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」の外観。最上階には、宿泊客が利用できる屋上テラスを設ける。通りを挟んだ南側に新国立競技場の建設現場がある(写真:日建設計)
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〔写真2〕スポーツ施設や文化施設が集積する自然豊かなエリア
北側上空から東京・神宮外苑地区を見る。同地区は、東京都が2018年11月にまとめた20年東京五輪後の街づくりガイドランで、にぎわい・交流拠点に位置付けられている(写真:川澄・小林研二写真事務所)
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 施設の売りは、全室に備わるバルコニーだ。開口部が大きく、スポーツ観戦特有の熱気や、都心では珍しい自然環境といった神宮外苑の個性を、ホテルに居ながら体感できる。エリア一帯を“庭”のようにした、周辺の観光や散策の拠点にもなる。

 事業主体である三井不動産ホテル・リゾート本部の石井孝佳・ホテル事業部事業グループ統括は、「今回のホテルは、三井ガーデンホテルズの最上位グレードに位置付けている。メインターゲットはインバウンドのレジャー客だ」と言う。

 同社が明治神宮の所有する土地を賃借し、建物を所有、開発する。基本設計・デザイン監修を日建設計が、基本・実施設計、施工を清水建設がそれぞれ手掛ける。運営は三井不動産ホテルマネジメントが担う。

 建物は地上13階建てで、最高高さは約48m。付近には、ホテル内からの視界を遮る建物がほとんどない。この眺望をゲスト一人ひとりがバルコニー越しに独占できる。

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