建築分野の人工知能(AI)活用は、設計や施工、維持管理にとどまらない。賃貸住宅の賃料査定から地震時の被災度判定まで、興味深い取り組みが目白押しだ。特集の最後のパートでは、様々な活用事例をまとめて紹介する。

 1980~90年代にも、建設業界でAIの開発がブームになったことがあった。

 当時の主役は「ルールベースのAI」(「AIのキホン ディープラーニングって何?」を参照)。専門家の知識をデータベースに蓄え、コンピューターがそれを基に「もしAならばB」などと類推する仕組みだ。

 建設会社などは、最適な工法を選定するシステムなどを競って開発したが、専門家の知識をコンピューターに分かるように記述するのが難しく、思うような成果を上げることができなかった。

 とはいえ、当時のアイデアが、全て否定されたというわけではない。

 深層学習(ディープラーニング)のような破壊的イノベーションの登場やコンピューターの計算能力の向上、インターネットの普及に伴うデジタルデータの急増によって、当時の技術者が思い描いた夢が手の届くところまで来ているのだ。

 本特集の最後のパートでは、AIの様々な活用事例と開発動向を紹介する。あなたならどんなAIを開発し、どのように使いこなすだろうか。

この先は有料会員の登録が必要です。「日経アーキテクチュア」定期購読者もログインしてお読みいただけます。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら