5階建ての中層集合住宅として日本初の「Nearly ZEH-M(ニアリー・ゼッチ・エム)」となる、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)評価を得た分譲マンションが誕生した。省エネと創エネで基準1次エネルギー消費量を75%以上削減する。

 高級住宅地として知られる兵庫県芦屋市にNearly ZEH-M(「ZEH-M」はZEHのマンション版)の基準を満たした中層集合住宅が完成した〔写真1〕。Nearly ZEH-Mでは、1次エネルギー消費量の削減率75%以上の達成を求められる。

〔写真1〕Nearly ZEH-Mを初めて取得
日本屈指の高級住宅地である、兵庫県芦屋市の山の手に立つ中層集合住宅「ライオンズ芦屋グランフォート」。以前は広いテニスコートがあった。地下1階・地上5階建て。マンションの大半を南棟が占め、東・西棟もある。合計79戸の分譲マンション。最多販売価格帯は80m2クラスの5500万円台と5600万円台。2019年6月に入居が始まった(写真:生田 将人)
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 大京が販売する「ライオンズ芦屋グランフォート」がそれだ。2019年5月末に竣工、6月に入居が始まった。地下1階・地上5階建ての鉄筋コンクリート造の中層マンションで、79戸から成る。建物は東棟、南棟、西棟があり、南向きの住戸が全体の約75%を占める。陸屋根の屋上には733枚の太陽光パネルを敷き詰めた。

 このプロジェクトは2017年10月に、国土交通省の「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」に採択された。ZEH対応の仕様にするには設備や施工に費用がかかる。だが芦屋グランフォートは関西屈指の住宅地に立つ分譲マンションながら、最多販売価格帯を5500万円台~5600万円台に抑えた〔写真2〕。

〔写真2〕南棟にある住戸のリビング・ダイニングルーム
開口部には断熱性能が高いアルミ・樹脂複合サッシを採用。屋外が0℃のとき、一般的なアルミサッシよりも表面温度が高く、結露が起こりにくい(写真:生田 将人)
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