札幌市内の築38年の住宅を改修した「北海道の家」。地元のリノベーション事業者がサッシメーカーとタッグを組んで、全国でも最高レベルの断熱性能を実現。ZEHを上回る高性能の省エネ住宅に再生した。

 閑静な住宅地に立つ「北海道の家」には、30代夫婦と子ども2人が暮らす。改修では1階の広いリビング・ダイニングに吹き抜けを設け、開放的な空間を実現した〔写真1〕。南面の窓から注ぐ自然光が隅々まで届く。

〔写真1〕吹き抜けで快適に
築38年の中古住宅を改修した「北海道の家」の1階。リビング・ダイニングに吹き抜けを設けることで、家全体を明るく暖かい空間にした(写真:日経アーキテクチュア)
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リノベーション前

(写真:アルティザン建築工房)
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(資料:アルティザン建築工房)
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リノベーション後

(写真:アルティザン建築工房)
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リノベーション前は2階の洋室だった部屋の一部を吹き抜けにした。さらに、2階南面の窓も増設することでリビング・ダイニングを明るくした(資料:アルティザン建築工房)
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 リノベーション事業者のアルティザン建築工房(札幌市)が中古住宅を取得し、自ら設計・施工。同社は地域の省エネ基準を上回る断熱性能を標準仕様としてきた。この住宅も当初は、標準仕様で設計していた。

 そこにサッシメーカーのYKK APから、「戸建て性能向上リノベーション実証プロジェクト」という実証事業の提案があり、より高いレベルの断熱化に踏み切った。中古住宅の取得に1200万円、改修には2270万円かかった。2018年12月に竣工後、モデルルームとして約5カ月間公開して、住まい手に引き渡した。

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