鉄骨ファブリケーターが自社の新事務所を建設している。設計・施工を担う竹中工務店は、ファブと連携して、設計から鉄骨の製作までBIMをフル活用。施工計画の見える化などで、作業の手戻りなしで難工事を乗り切る。

 鉄骨の基礎梁の上に、ポコポコと斜めの柱脚が顔を出す。普通とは違うこの現場では、鉄骨ファブリケーターである三栄建設の鉄構事業本部新事務所を施工中だ〔写真1〕。大阪市大正区の敷地に移転。隣には居抜きで購入した工場が既に稼働している。同社は、設計・施工を担う竹中工務店の協力会社でもある。

〔写真1〕建て方の精度管理にもBIM利用
2019年2月半ばの基礎鉄骨工事の様子。建て方の精度管理は、BIMモデルから座標を抽出し、計測管理システムを用いて3次元測量をしながら進めている(写真:竹中工務店)
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型枠工事を不要とする基礎工法「竹中コンパクトパイルキャップ」の施工の様子。部材製作までBIMデータを活用(写真:竹中工務店)
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 「プロセスも含めて社員が誇りにできる建物」「鉄のショールームとなるような建築」をコンセプトに掲げる。「技術の粋を集め鉄のパビリオンをつくる“独り万国博覧会”だと思っている」と、三栄建設常務取締役の弘田昌文鉄構事業部長は言う。

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