東京都新宿区で2018年2月に完成した「メゾン ド ルミエール」は、鉄筋コンクリート造で3階建ての賃貸集合住宅だ〔写真13〕。欧風デザインの外観で、平面で見ると植栽でしつらえた中庭を囲むように、住戸をコの字形に配している。

〔写真1〕全住戸が中庭向きのプラン
「メゾン ド ルミエール」の中庭。管理手間が少ない常緑の植栽に、自然石や土入りモルタルで仕上げた外壁と全体を欧風デザインでまとめている(写真:丸山保博建築研究所)
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〔写真2〕室内も通路なし
住戸内も室内通路を設けず、間仕切り壁なしで居室を連ねる間取りを基本にしている。“広さ感”を演出する効果が見込める(写真:丸山保博建築研究所)
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〔写真3〕全体が欧風デザイン
前面道路から見る。右下が建物共用のエントランスで、その奥が中庭。こうした欧風デザインも丸山氏の設計モデルで意匠面の基本だ(写真:丸山保博建築研究所)
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 土地オーナーの発注で設計を手掛けたのは、丸山保博建築研究所(同杉並区)代表の丸山保博氏だ。丸山氏が長年取り組んできたのは、賃貸集合住宅の収益性向上に貢献する設計モデルの構築。「メゾン ド ルミエール」はその典型例だ。

 JR駅から徒歩5分弱の好立地にあるこの物件は、総工費が約1億3000万円。敷地面積は213.94m2、建築面積は127.22m2で、延べ面積が340.69m2(うち容積率不算入部分30.95m2)。1~3階に専有面積25.37m2~44.87m2の9住戸を配している。住戸の月額賃料は1・2階が共益費込みで15万円前後、3階が同じく20万円前後。周辺相場より数千円高めの設定だが、3月上旬時点で既に満室だ。

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