混構造を採用した平屋建ての住宅だ。緩勾配の屋根は長手方向で30mを超え、屋内は木造現しの小屋組みが開放的な印象を与える。大開口部から入る自然光やその反射が屋内隅々まで届いている。

断面図
[画像のクリックで拡大表示]

 千葉県船橋市の郊外で梨畑が広がる地域に立つ「梨園の家」は、代々続く梨農家が3世代で同居する平屋建てだ〔写真1〕。1000m2超の敷地には築60年を経た伝統建築の旧母屋と納屋があり、母屋を曳(ひ)き家して空けた場所に建てた。

〔写真1〕旧母屋があった場所に新築
旧母屋を曳き屋で、90度向きを変えて写真の位置に移動。空いた場所に「梨園の家」を建てた。家族が代々住み継いだ旧母屋との景観的調和も設計の課題だった(写真:浅田 美浩)
[画像のクリックで拡大表示]

 鉄筋コンクリート(RC)造の耐力壁と木造在来の小屋組みによる混構造で、屋内はRC壁上層を現しの小屋組みが横長に連続する〔写真2〕。屋内を短手方向に仕切るRC壁は上層がガラス張り。外壁妻面も同様だ。自然光やその反射が屋内隅々に届き、隣室照明の明るさも共有できる。

〔写真2〕現しの小屋組みが長手方向に連続
RC造の耐力壁と木造在来の小屋組みによる混構造。リビングではRC壁に暖炉を組み込んだ。壁上層はガラス張りで、視覚的な開放感を得られるともに、自然光が屋内の隅々に届く(写真:浅田 美浩)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。「日経アーキテクチュア」定期購読者もログインしてお読みいただけます。今なら有料会員(月額プラン)が2020年1月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら