斜めの柱や曲面屋根、植栽で目を引く複合施設が仙台の新市街地に6月、誕生した。伝統的な屋敷林「居久根(いぐね)」を再構築して、「緑の浮島」と呼ばれたかつての景観をよみがえらせた。

南側全景。約1570m2の敷地に、この地区の伝統的な居久根(屋敷林)を再構築した。居久根にも使われる赤松を中心に建物を取り囲み、現代的なランドスケープを構成した(写真:吉田 誠)
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 仙台駅から東へ約6km。荒井駅は、2015年12月に開業した仙台市地下鉄東西線の東の起点駅だ。駅前から続く道路を5分ほど南へ歩くと、斜めに立てかけられた柱と曲面屋根、植栽がひときわ目立つ建物が現れる。カフェや美容室、シェアオフィス、コワーキングスペースから成る複合施設「イグーネ荒井」だ。

 施設名は、仙台でかつて屋敷の周囲を囲むように植えられていた屋敷林「居久根(いぐね)」に由来する。特に、敷地のある荒井周辺は、「緑の浮島」と表現されるほど、居久根文化が浸透したエリアだった。

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