平面が正三角形の大型大学校舎が完成した。約3600人が学ぶ建物を分棟化せず、1棟に収めた。建物中心には、「知の拠点」を象徴する図書館が浮かぶ。学生のにぎわいが集約され、活気にあふれていた。

バス通りに面した西側から見る。「追手門学院大学 ACADEMIC-ARK」は、4月に開校した茨木総持寺キャンパスにある大学の建物。既存の茨木安威キャンパスの南東2kmほどに位置し、鉄道駅から徒歩圏の新キャンパスとして開設した。約3600人が学ぶ想定(写真:生田 将人)
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 今年4月、大阪府茨木市に追手門(おうてもん)学院大学の新キャンパス「茨木総持寺(そうじじ)キャンパス」が開校した。2018年に創立130周年を迎えた同学院の記念事業の一環で整備した。約6.4ヘクタールの敷地に、追手門学院大学のほか、中学校・高校の校舎とカフェテリアを併設する。

配置・1階平面図
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 ひときわ目を引くのが「追手門学院大学ACADEMIC-ARK(アカデミックアーク)」と呼ばれる大学の校舎だ。金属スクリーンに包まれた大型建物が、上部を大きくせり出して立っている。平面形は一辺130mの正三角形。地上5階建てで、延べ面積は約2万1800m2。約3600人の学生が学ぶことを想定した規模だ。

 外装のスクリーンは、桜の一輪をかたどった直径30cmほどのステンレス鋳物を無数につなぎ合わせたもの。そのスクリーンが途切れた正三角形の3つの頂点がエントランスになっている。頂点部分が庇のように約40m張り出す特徴的なエントランスだ〔写真1~3〕。

〔写真1〕正三角形の3頂点にエントランス
正面から見たエントランスまわり。建物のプランは正三角形。各頂点に同じ形状のエントランスがある。建物の上部が庇のように最大で約40m張り出す(写真:生田 将人)
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〔写真2〕一辺130mの正三角形プラン
南側から見たエントランス上部のアップ(写真:生田 将人)
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全景。建物は5階建て。正三角形をした平面形の一辺の長さは最も長い5階床レベルで130m、1階は50m。2階から5階までをステンレス鋳物のスクリーンが覆う(写真:生田 将人)
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〔写真3〕近隣住民も利用しやすいカフェ
平屋のカフェテリア。大学生だけでなく、同じキャンパス内にある中学校・高校の生徒や、近隣住民も利用しやすいように別棟とした(写真:生田 将人)
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