年間約680万人の観光客が訪れる広島県尾道市の玄関口、JR山陽本線尾道駅の駅舎が生まれ変わった。3段構成の大屋根や、開放的な眺望デッキを設けて尾道の街につながる駅舎とした。

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 3月10日、JR山陽本線尾道駅の新しい駅舎が開業した。築90年以上の木造平屋の旧駅舎を建て替えた。新駅舎は鉄骨造の地上2階建て。裏手に迫る山に立つ瓦屋根の家々に合わせた瓦ぶきの大屋根が架かる。

 地元では木造駅舎を惜しむ声もあったが、駅を運営する西日本旅客鉄道(JR西日本)は建て替えに踏み切った。「国内外からの利用者の増加に対応できるよう設備の機能を強化するには、駅舎のスケールアップが必要だった」。駅舎の設計を担当したJR西日本岡山支社岡山建築区の久保田直人区長は、建て替えの背景をそう説明する。

 路地の坂道や、文学・映画の街として知られる尾道市を訪れる観光客は年々増加している。特に増加が目立つのは、サイクリング目的の人と外国人観光客だ。2017年に訪れたサイクリストは約20万人。直近5年間で2倍以上に増えている。実際、電車が着くたびに自転車を抱えて改札を出てくる人たちの姿がある。

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