清水建設が開発中の人工知能(AI)による「早期火災検知システム」が実装段階に入った〔写真1〕。

〔写真1〕自社開発の物流施設で公開実験
S.LOGi新座Westの柱スパンは11m、梁下の有効高さは5.5~6.5mで、実験に使用したのは壁に囲まれた4スパン×3スパンの大空間だ。この中央付近に火種を置いた(写真:日経アーキテクチュア)
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 ガスセンサーやレーザーセンサー、炎センサーなどのIoT(モノのインターネット)センサーから得た情報を基に、AIが高い精度で火災発生を知らせる。自動火災報知設備と併せて導入し、火災リスクを減らす。8月22日、同社の物流施設「S.LOGi新座West」で実験を公開した。

 公開実験では、重ねた段ボールの間にハンダごてを挟んで加熱した。段ボールやビニールが燃えた際に生じる化学物質を検知する独自のガスセンサーは計32台。天井に設置した他、人の顔の高さに三脚で固定した。電源は電池で無線通信を採用したため、設置箇所の自由度が高い。さらにレーザーセンサー1台で煙の形を計測した〔写真2〕。

〔写真2〕センサーの情報をAIが判定
監視画面の様子。赤丸で囲んだセンサーが異常を検知し、「火災警報」を発した。段ボールが燃えて発生した煙が風で赤い矢印の方向に流され、ガスを検知したセンサーのアイコンが「火災注意」を示す黄色い表示になった(写真:日経アーキテクチュア)
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