2023年、東京都港区に高さ日本一の超高層ビルが出現する。東京タワーに匹敵する高さ330mとなる予定だ。森ビルが進めるこの開発で、木造住宅などが密集していた約8ヘクタールの場所が、緑に覆われた街に変貌する。

 森ビルは8月22日、東京都港区で進行中の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業)について計画概要を発表した。メインタワーの高さは約330mで、2023年の完成時には高さ約300mの「あべのハルカス」(大阪市)を抜いて、日本一の高さとなる〔図1〕。総事業費は約5800億円に上る。

〔図1〕頂部のAMDで風揺れも抑える
「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の西側から見た完成イメージ。災害時に「逃げ込める街」を目指し、3棟のタワーは制振構造。それぞれの建物頂部に風揺れ低減を目的とした「アクティブマスダンパー(AMD)」を設ける(資料:森ビル)
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 計画の対象は、東京都港区の虎ノ門5丁目、麻布台1丁目、六本木3丁目にまたがる約8.1ヘクタールの区域だ。最大約18mの高低差がある地形で、従前は小規模な木造住宅などが密集していた。

 プロジェクトは街づくり協議会を設立した1989年に始まった。約300人の権利者と議論を重ね、計画を進めてきた。2017年、国家戦略特別区域法に基づく区域計画に認定。18年の再開発組合の設立認可を経て、19年8月に着工した。完成は23年3月末の予定だ。

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