海外では20年以上前から使われながら、日本未上陸だった技術がある。工期やコストを抑えつつ、なめらかな3次元曲面のファサードを実現できる「コールドベント」だ。大林組が日本で初めて実践した〔写真1〕。

〔写真1〕スポーツの動きを3次元曲面で表現
コールドベントを日本で初めて適用した「ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア」。発注者は日本スポーツ協会と日本オリンピック委員会。設計は三菱地所設計が手掛けた。3次元曲面のファサードで、スポーツの「動き」を表現した。新国立競技場の南側に立つ(写真:大林組)
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 平らなガラスを常温で強制的に曲げる──。「コールドベント」とは、建設現場でユニットカーテンウオールをねじりながら取り付け、3次元曲面のファサードをつくり出す技術だ〔図1〕。大林組は、カーテンウオールメーカーのパルマスティーリザ・ジャパンの協力を得て安全性などを検証し、日本初適用にこぎ着けた。

〔図1〕平らなガラスを現場で曲げる
コールドベントファサードの概念図。ユニットカーテンウオールを現場で強制的にねじり、3次元曲面をつくり出す(資料:大林組)
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 コールドベントを適用した建物は、4月に竣工した地下1階・地上14階建ての「JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE(ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア)」。使用したユニットカーテンウオール533枚のうち北面の約500枚にコールドベントを適用した。

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