住宅会社などの営業コンサルティングを手掛けるSKET17DESIGN(埼玉県春日部市)の稲川勝幸代表は、2年前に独立するまで地域の住宅会社に勤務し、月1棟は確実に契約していたという。受注の決め手となっていたのが、メガソフトの間取りソフト「マイホームデザイナー」によるプレゼンテーションだ。

 「注文住宅の場合、竣工するまで商品がない。地域の住宅会社だと、大手ハウスメーカーのようなモデルハウスもない。建て主にプランの内容を示すには、こうした間取りソフトが欠かせなかった」(稲川代表)

自分が設計する感覚に

 稲川代表は、ノートパソコンを携え、建て主宅に出向いて説明することを推奨する。忙しい建て主を会社に呼ぶより、自ら足を運ぶほうが打ち合わせの機会を設けやすいからだ〔写真1〕。

〔写真1〕建て主をプレゼンに引き込む
稲川代表は、プランを打ち合わせる際、建て主の家に出向く。建て主の都合を合わせやすいだけでなく、よりリラックスした状態でプランに対しての本音を聞き出すためだ(写真:渡辺 圭彦)
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 「一番のポイントは建て主の目の前で画像を操作して見せること」というのが、稲川代表の持論だ。完成した画像を見るだけだと建て主は“傍観者”となる。要望を聞き出しながら、ソフトを操作してプランに反映していくプロセスを共有することで、建て主に「プラン作成に参加する」という自覚を促すことが目的だ。

 他人任せではプランの確認もいい加減になりがちだ。要望もなかなか具体的にならない。「目の前で間取りや3次元CGに手を加えていくことによって、自分が設計するという意識を建て主に持ってもらう」(稲川代表)

 要所要所でプロとしてアドバイスしながら建て主の要望を取り込んでいく。その結果、「がっかり間取り」になりにくくなるというのが、稲川代表の提案スタイルだ。

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