エアコン1、2台で全室の冷暖房を手ごろな設置費用と光熱費でまかなう「全館空調」を提案する住宅会社が続々と登場している。戸建て住宅の冷暖房設備に約4割のユーザーが不満を抱えているという民間の調査結果もあるなか、高断熱住宅の住まい方を変える新技術として注目を浴び、実際に導入した顧客からも高い評価を得ているようだ。しかし、同じ調査では「全館空調」に対して「光熱費や設置費が高そう」というイメージを抱くユーザーが4割以上に上る結果も出ている。
 実際はどうなのか。メリットとデメリットは何か。日経ホームビルダーは3タイプの全館空調を採用している高断熱住宅で、真夏の温湿度と冷房のエネルギー消費量を独自調査してみた。そのほか、全館空調におけるトラブル事例、全16種に上るシステム別の要素技術と課題も紹介する。

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冷暖房への満足度と全館空調のイメージ
調査概要
OMソーラー(浜松市)がインターネット調査で2019年8月にアンケートを実施。埼玉、千葉、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島の各府県に住む30歳代~60歳代の男女551人が回答した
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出典:日経ホームビルダー、2019年10月号 pp.30-31 特集 「全館空調」の実力を検証する
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。