日経ホームビルダーが実施した実験から、EタイプのJIO仕様が最も高い防水性能を示した。さらに施工条件の違いに着目した実験では、下穴シーリングの施工が防水性能を劇的に改善すると分かった。

C~Eの3タイプを横並びで比較

〔注〕表中の漏水判定は以下の通り。◎=下地木材にウラニン溶液による染色が全く無い状況、◯=下地木材のビス穴の内側に僅かな染色が確認される状況、×=ビス穴周囲にウラニン溶液による染色が広がっている状況
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 今回の実験には2つの目的がある。1つはフラット35仕様、JIO仕様、片面防水テープ仕様の3つを横並びで比較し、防水性能の優劣を明確にすること。もう1つは、フラット35仕様で、施工条件の違いによる防水性能の差を見ることだ。

 漏水試験の結果は、3段階で評価した。「漏水が全くない:◎」「ビス穴の内側に僅かに染色が見られる:◯」「ビス穴周囲に染色が広がっている:×」の3段階だ。

 まず、3タイプを横並びで比較すると、上図のように明確な差が出た。

 最も防水性能が高かったのはJIO仕様(Eanf)で、計24カ所のビス穴全てで「◯」判定。一方、フラット35仕様(Danf)は、24カ所のうち19カ所で「×」判定だった。

 意外だったのは、片面防水テープ仕様(Canf)が予想を上回る結果を示したことだ。「×」判定は7カ所に留まった。ほぼ同じ納まりで両面防水テープを貼っているフラット35仕様よりも、片面防水テープ仕様の方が漏水の発生率が低かった。

 JIO仕様はフラット35仕様より防水性能が高いだけでなく、施工手順もシンプルだ。

 フラット35仕様は、下地木材の天端に防水紙を2枚重ね、その上に鞍掛けシートを被せてから、両面防水テープを貼って金具を留め付ける。それに対して、JIO仕様は天端に両面防水テープを貼り、鞍掛けシートを重ねて、金具を取り付けるだけだ。防水紙を2枚重ねる手間を省くことができる。防水性能だけでなく、施工性の面でも導入しやすい納まりだ。

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