口コミ情報を参考にする建て主が増えている。2018年以降に家を建てた人では7割近くに上った。背景には建て主の3つの悩みがある。面と向かって聞けないリアルな情報が求められている。

 戸建ての注文住宅を建築する際、建て主はどのような情報源を活用して住宅会社を選ぶのか──。住宅会社の経営者にとっては、気になるテーマだ。

 なかでも、新築した建て主が語る口コミ情報については、神経をとがらせる住宅会社も少なくない。家づくりの様子をブログなどを通じて情報発信する建て主が増えているからだ。ささいなトラブルがきっかけとなり、ネガティブな情報がブログに載れば、住宅会社の信頼を揺るがしかねない。

 そこで日経ホームビルダーでは、新築の際に建て主が活用する口コミ情報に焦点を当てた。

 まずは、注文戸建て住宅を新築した建て主が、どのくらい口コミ情報を参考にしたのかを見ていく。日経ホームビルダーは、日本国内に住む20歳以上の男女で、これまでに注文住宅を新築したことがある人を対象に、次のように尋ねた。「建築依頼先の選択や建築中の対応、居住後の住宅管理などの際に、友人・知人や親族などの紹介、建て主の体験談、口コミサイトの情報、ネットでの評判の検索といった、『口コミ情報』を参考にしたか」

 その結果、直近5年間に絞って比率を見ると、年々口コミ情報を参考にしている建て主が増えていると分かった〔図1〕。

〔図1〕家を建てる際に口コミ情報を参考にしたか否かを尋ねたところ、建築を依頼した時期に応じて、利用比率が異なると分かった。特に、ここ5年以内で比較すると、口コミ情報を参考にした比率が年々上昇。18年以降の建て主の場合は、7割近くに上った(資料:日経ホームビルダー)
[画像のクリックで拡大表示]

 2013年以前に新築した建て主のうち、口コミ情報を参考にした人の比率は28.0%と3割を下回った。これに対し、14年以降に新築した建て主の場合は、口コミ情報を参考にした人の比率が5割を上回っていた。

 特に、17年、18年以降に新築した建て主で見ると、口コミ情報を参考にした比率が7割近くに上った。口コミ情報は、既に無視できない存在になっている。

この先は有料会員の登録が必要です。「日経ホームビルダー」定期購読者もログインしてお読みいただけます。今なら有料会員(月額プラン)が12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら