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知らねば売れぬ木構造のイロハ

日経ホームビルダー

目次

  • 狭小間口で大開口はOK?

     間口の狭い敷地に立つ木造住宅で問題になりやすいのが、道路側の面にほとんど壁がない「一面開口」のプランだ。耐力壁の配置バランスを検討する際、簡易な「4分割法」で済ませないで「偏心率」も用いれば、解決法の選択肢は広がる。

  • 勾配天井では耐力壁との「隙間」をなくす

     勾配天井は構造上の弱点となりがちな部位の1つだ。耐力壁の上端との取り合いに「隙間」が生じていると、建物を構成する「箱」に穴が開いた状態になってしまう。こうした場合、耐力壁は登り梁まで延ばす必要がある。

  • 吹き抜けの間取りは「箱の蓋の穴」と同じ

     吹き抜けを設けた空間は、箱の蓋に開けた穴と同じと考えると分かりやすい。穴が大きいと蓋の強度が低下。箱に加わる横からの力に弱くなり、箱が変形しやすくなる。吹き抜けを採用するのであれば、水平力に抵抗できる要素を設け、構造上の強さを兼ね備えた空間の確保が重要だ。

  • スキップ床は注意して使え

     床を段違いに配置するスキップフロアの空間は魅力的だが、構造上の弱点になりやすい。地震によって生じる揺れが段差の両側で異なり、構造体の一部に大きな力がかかるからだ。弱点を理解したうえで、地震に強いスキップフロアを設計できるようにしたい。

  • 耐震等級を顧客に選ばせるな

     木造住宅の構造安全性を確保するにはどのような点に留意し、顧客にどう説明すればよいか。住宅会社向けに木造住宅の構造塾を主宰する、M's(エムズ)構造設計の佐藤実代表が解説する。第1回のテーマは耐震等級3の住宅の必要性だ。

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