同じデザイン、同じ雨仕舞いで十数棟の建て売り住宅を建設した。そのうちの1棟で雨漏りが発生。筆者は「同様のトラブルが他の住宅でも起こり得る」と危惧する。(日経ホームビルダー)

 建て主から雨漏り診断の依頼を受け、現地に足を踏み入れた時、嫌な予感がした。同じデザインの建売住宅が十数棟も並んでいたからだ。このようなケースでは、どこか1棟で雨漏りが起こると、他の住宅でも連鎖的に発生することがある。

 理由は簡単だ。どの住宅も同じ納め方の雨仕舞いを採用しているからだ。どこかの住宅で雨仕舞いの問題が見つかれば、他も同じ欠陥を抱えている。「危険な納め方をした住宅」が大量生産されている可能性が高い。

 建て主の話によると、この分譲地は約20年前に販売されたという。周囲の住宅で同様の雨漏りが発生しているか否か、建て主には分からなかった。しかし、この住宅で雨漏り調査を進めるうちに「他の住宅も危ないのでは」と心配になった。

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