パナソニックのライフソリューションズ社は2019年6月24日、東京都世田谷区内の子育て世帯を対象とした実証実験の結果を発表した。実験期間は18年12月~19年1月。対象は、週2個以上の宅配便を受け取っていて、小学生以下の子どもがいる戸建て住まいの50世帯だ。宅配ボックスを新設し、利用状況や利便性などをアンケート形式で調べた。

 「宅配便の受け取りについてのストレスは変化したか?」との問いには、回答世帯全てが「軽減した」を選択。在宅時の荷物の受け取りでも、「軽減された」が72%を占めた〔図1〕。

〔図1〕「在宅時も軽減」が7割強
「在宅時の荷物の受け取りに関するストレスは軽減されたか?」の項目では回答世帯の72%(n=39)が「軽減された」と回答。図3とも端数処理で合計100%にならない(資料:パナソニック)
[画像のクリックで拡大表示]

 ストレス軽減の理由として、「子供の寝かし付けをしているときに無理に出なくてもよくなった」「子供が留守番中に宅配便が来ても、防犯上、対応しないように言い聞かせてある」といった声が寄せられた。

 対象世帯全体で荷物が再配達になった割合は14%〔図2〕。「宅配ボックスで受け取った」は30%を占め、再配達率の抑制に貢献している。また「受け取れれば手渡しでなくてもよい」と答えた世帯は95%、「直接手渡しで受け取りたい」とした世帯は5%だった。再配達の理由では、「荷物が大きくて入らなかった」が27.8%と首位〔図3〕。具体的にはおむつや育児用品、組み立て式家具などで、日用品を含めてネット通販の利用率が高かったようだ。

〔図2〕3割が受け取りで利用
「再配達になった」は14%。実験開始前(宅配ボックス設置前)の事前調査では34%で、半分以上減少したことになる(資料:パナソニック)
[画像のクリックで拡大表示]
〔図3〕おむつなど特有のニーズも
再配達になった理由は1位が「荷物が大きすぎて入らなかった」、2位が「生鮮品・クール便」。ネット通販の利用習慣など、子育て層特有のニーズがあるとみられる(資料:パナソニック)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。「日経ホームビルダー」定期購読者もログインしてお読みいただけます。今なら有料会員(月額プラン)が2020年1月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら