2025年以降に実用化を目指す「レベル3」相当の自動運転では一般道も対象にする。AI(人工知能)を活用して、歩行者や車両の次の動きを予測する仕組みを整える。危険に近付かない機能や周囲と協調して行動する機能の実現がカギになる。熟練者のような安全運転をシステムで実現するのが狙いだ。

 一般道までを対象にした「レベル3」相当の自動運転を実現するには、交差点における右左折や狭い路地からの歩行者や自転車の飛び出しなど、高速道路における自動運転よりも「認知」と「判断」が難しい場面に対応する必要がある。ただ、ルールベースの現行システムでは実現が難しい。

 ホンダは2019年7月の技術展示会で、2025年に技術確立を目指す自動運転システムを公開した。AI(人工知能)技術を活用し、(1)危険に近付かない予知・予測機能、(2)自車周辺の車両や歩行者(交通参加者)との協調機能を搭載するのが特徴である(図1)。

図1 歩行者などの行動を予測
提携先の企業と協業し、熟練運転者のような予防安全運転を実現するのを目指す。ホンダの資料を基に、日経Automotiveが作成。
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 具体的には、自動運転のプロセスにおける認知と判断のプロセスにAI技術を適用し、危険に近付かない機能と、交通参加者と協調して行動する機能の実現を目指す。本田技術研究所オートモービルセンターの統合制御開発担当で執行役員の玉川裕氏は、「これらの2つの機能によって、熟練者のような安全運転システムを実現する」と話す。

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