高速道路の複数車線における「レベル3」相当の自動運転技術を2020年に確立する。緊急時などに対応するため、センサーシステムなどを2重化して冗長性を確保。機能面では、車線変更時などのハンズオフや渋滞追従時のアイズオフを可能にした。自動運転の開発で得られた技術を投入し、現行の予防安全システムも進化させていく。

 ホンダは2019年7月に開催した技術展示会で、2020年に技術の確立を目指す自動運転システムを公開した。高速道路の複数車線における「レベル3」相当の自動運転に対応したもので、2組のセンサーシステムを使って冗長性を持たせたのが特徴である(図1)。

図1 自動運転システムの構成
各種センサーで車両の周囲を監視し、高精度地図や高精度GPSを使って自車位置を推定する。システムを2重化して冗長性を確保する。ホンダの資料を基に、日経Automotiveが作成。
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 システムの構成を見ると、車両の周囲を監視するセンサーとして、単眼カメラとミリ波レーダーを使う「レーダーフュージョンシステム」と、単眼カメラとLiDAR(レーザーレーダー)を使う「LiDARフュージョンシステム」の2組を搭載する。これにより、どちらかのシステムが故障しても、もう1つのシステムによって車両周囲の監視を継続できる注1)

注1)ホンダが開発を進めるレベル3相当の自動運転システムでは、自車位置の推定精度を高めるため、高精度地図データやGNSS(Global Navigation Satellite System)も利用する計画である。

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