【経営】赤字転落のテスラ、Model 3の国外出荷遅れが原因
Model 3の生産性向上などで回復図る

[画像のクリックで拡大表示]

 米テスラ(Tesla)は、2019年第1四半期の業績を発表した。売上高は約45億4146万米ドルと前年同期比で約33%増だが、純損失は約7億213万米ドルと赤字になった。

 主力の電気自動車(EV)「Model 3」の中国や欧州といった米国外への出荷が遅れて第2四半期にずれ込んだほか、事業改革などにコストがかさんだこと、「Model S」や「Model X」の価格改定などが原因という。

 2019年第1四半期内に製造したModel 3の数は6万2975台。しかし、納車数で見ると5万928台と、製造数に比べて約1万2000台少ない。

 Model 3の納車が遅れた要因は、Model SやModel Xとの製造・出荷方法の違いだ。Model 3は注文を受けてから製造するのではなく、あらかじめ様々なモデルを製造し、在庫として保管。その後、ユーザーのオーダーに合わせて、オプションなどを付けて出荷する。このオペレーションで、初めて米国外に出荷する最初の四半期だったため、国際的な物流網を構築する課題に直面したほか、米国から世界中に出荷されるため平均出荷時間が予定よりも長くなった。今後は、Model 3の生産効率向上によるコスト削減などで業績回復を狙う。(根津 禎)

【研究開発】トヨタ、本社近郊の山間部に新テストコースを開設
厳しい走行環境でクルマを徹底的に鍛え上げる

[画像のクリックで拡大表示]

 トヨタ自動車は、愛知県豊田市の本社地区から約30分の立地に新しいテストコースを開設した。豊田市と愛知県岡崎市にまたがる山間部に建設を進めてきた研究開発施設「Toyota Technical Center Shimoyama」の一部となるもので、山間部の地形を生かした高低差が約75mの多数のカーブが入り組んだ厳しい環境のテストコースという。厳しい走行環境の中でクルマを徹底的に鍛え上げ、さらなる「もっといいクルマづくり」に挑戦する。

 新しいテストコースは、Toyota Technical Center Shimoyamaの中央に位置する全長約5.3kmのカントリー路。山間部の地形を生かしてカーブや高低差が造られている。世界屈指の過酷なコースとされるドイツ・ニュルブルクリンクで長年走り込んできた経験を基に設計したという。今回の運用開始時には、評価ドライバーを中心に約50人が勤務する。Toyota Technical Center Shimoyamaには、今回のカントリー路に加えて、高速評価路、世界各地の特殊な路面を再現した特性路、および車両開発施設を設置する。

 総面積は650.8ha。本格稼働は2023年度を予定する。投資額は約3000億円。本格稼働時の従業員数は約3300人を予定する。(富岡恒憲)

この先は有料会員の登録が必要です。「日経Automotive」定期購読者もログインしてお読みいただけます。今なら有料会員(月額プラン)が2020年1月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら