空スペースは、ADB(Autonomous Decentralized Bearing=自律分散式転がり軸受)の品揃えとして、これまでの単列アンギュラ軸受に加えて深溝玉軸受と複列アンギュラ玉軸受を追加した(図1)。これで用途が大幅に広がる。組み立てるとき、内輪にあけた「入れ穴」を使って玉(転動体)を入れるのが特徴だ。

図1 空スペースが開発した軸受(ADB)
左2個が深溝玉軸受、右2個が複列アンギュラ玉軸受だ。
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 ADBは、玉の間隔を保つための保持器がない軸受である(関連記事)。短く説明すると以下のようになる。

 保持器をなくせば玉の数を増やせるので、小さな軸受で大きな荷重を支えられる(図2)。保持器と玉の摩擦をなくせるので損失トルクも小さい。ただ、保持器がないと玉同士が接触し、最後には損傷してしまう。それを防ぐために、空スペースは軸受の外輪を工夫した。外輪の内側に小さな溝を設け、玉が自律的に間隔を保つようにした。

図2 ゼロからの一貫生産を始めたアンギュラ玉軸受
ADBは保持器がないので、玉がぎっしり詰まっている。
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