ホンダは2018年12月、全面改良したハイブリッド車(HEV)「インサイト」を日本で発売した(図1)。「部分ホットスタンプ」と呼ぶ高張力鋼板の熱間プレス材をボディー骨格に多用して、衝突安全性を高めた。同プレス材の骨格部品は、自動車向けプレス部品最大手であるスペインのゲスタンプ・オートモシオン(Gestamp Automocion)が自社の日本工場(三重県)で造り、インサイトを生産するホンダの寄居工場に供給する。

図1 6年ぶりに全面改良した「インサイト」
ホンダが「シビック」と「アコード」の間に位置付けるCセグメントの5人乗りセダン。HEVだけを設定した。
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 9年ぶりに全面改良した新型車のプラットフォームは、「シビック/アコード」向けに開発したものがベースになっている。骨格を組み立ててから外板を溶接するインナーフレーム構造や、後席後ろの隔壁部分に閉断面部材を環状に配置する構造などを採用し、衝突安全性を高めた(図2)。

(a)インナーフレーム骨格構造
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(b) 環状隔壁
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(c) 高剛性・低振動フロア構造
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図2 新型車に適用したプラットフォーム
(a)骨格を組み立ててから外板を溶接するインナーフレーム構造を採用。(b)後席後ろの隔壁部分に閉断面部材を環状に配置する構造を採用。(c)センタートンネルと各種フレームを井桁状に配置した。ホンダの資料を基に編集部が作成。

 さらに、ボディー骨格の中でセンターピラーやサイドシル、リア・サイド・フレームなど、特に高い強度が求められる部位に部分ホットスタンプを使った。いずれも引っ張り強さが1.5GPa級の材料である。

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