日産自動車と三菱自動車は2019年3月、約6年ぶりに全面改良したワゴンタイプの軽自動車を発売した。日産では「デイズ」と「同ハイウェイスター」、三菱では「eKワゴン」と「同クロス(X)」として販売する。両社の共同出資会社「NMKV」が開発した車両だが、実際には日産が開発を主導し、三菱が生産を担当する(図1、2)。日産の最新技術と三菱の軽自動車の生産技術を融合させた。

図1 新型「デイズ」
6年ぶりに全面改良した。NMKVが開発した車両だが、実際には日産が開発を主導した。(撮影:日経Automotive)
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図2 三菱の水島製作所の生産ライン
新型車の生産は三菱が担当する。日産の「デイズルークス」や三菱の「eKスペース」など他の軽自動車と同じラインで混流生産する。(撮影:日経Automotive)
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 新型車の改良点は大きく分けて3つある。第1は、登録車に搭載していた安全運転支援システムを採用したことである。第2は、プラットフォームを刷新して、車内空間を広くしながら衝突安全に対応したこと。第3は、パワートレーンを改良し、燃費を維持しながら動力性能を向上させたことだ。

 第1の改良では、日産の安全運転支援システム「プロパイロット(三菱車ではマイパイロット)」を搭載した。同システムは、フロントウインドー上部の室内側に装着した単眼カメラで車両前方や車線を検知し、高速道路の単一車線における「レベル2」の自動運転(運転支援)を実現する。具体的には、渋滞時にも対応するACC(先行車追従)や、車線の中央を維持した走行などができる。搭載する単眼カメラはドイツZF製である。

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