ガソリンエンジンの燃費性能を高める手段として、排気量を大きくする“アップサイジング"に日系自動車メーカーが舵を切る。大排気量化は、かねて出力向上の手段にするのが一般的だった。燃費改善につなげる新しい潮流が始まる背景には、実走行中の燃費値に近づけた新測定法の導入がある。一方で、排気量に応じて増える自動車税が普及への課題となる。

 SUBARU(スバル)が2018年7月に発売した新型「フォレスター」のガソリンエンジン車で排気量を2.0Lから2.5Lに、スズキは同月に発売した小型ガソリン車「ジムニーシエラ」で1.3Lから1.5Lに大きくした(図1)。

(a)スバルは水平対向4気筒ガソリンエンジンを2.0Lから2.5Lに変更。フォレスターに搭載する。
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(b)スズキは小型車ジムニーシエラに搭載する直列4気筒エンジンで、排気量を1.3Lから1.5Lに増やした。
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図1 アップサイジング(大排気量化)にかじを切る日系メーカー
(出所:aはスバル、bはスズキ)

 両社が意識したのが、実走行中の燃費値に近づけた新しい走行試験モード「WLTC(Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycles)」である。

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