VW、電動部品に38億ユーロ投資

VWグループのStefan Sommer氏(左)と、Volkswagen Group ComponentsのThomas Schmall氏(出所:VWグループ)

 内製部品の開発・製造を担う新ブランド「フォルクスワーゲン・グループ・コンポーネンツ(Volkswagen Group Components)」をドイツのフォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)グループが設立した。同グループは世界に61の部品工場を持ち、8万人が部品を開発・生産する。自動車部品メーカーとしては「世界最大規模」(同グループ)だ。

 新ブランドの設立を通じて電動部品の強化を図る。「電池は生産から再利用まで手がける」(VWグループ取締役会メンバーのStefan Sommer氏)。電池が寿命を迎えると、その一部を例えば充電ステーションの電池に再利用する。

 同グループは電動部品の内製に巨費を投じる。2019年と2020年だけで8億7000万ユーロ、2023年までには計38億ユーロを投資する。

 各工場で開発や調達、生産の計画を共有することで、ドイツでは2016年から2018年末までに7億5000万ユーロのコスト削減効果を生み出した。さらに「2025年までに20億ユーロのコスト削減を目指す」(Volkswagen Group Components Chairman of the Board of ManagementのThomas Schmall氏)とする。こうした戦略を、Audi、Porsche、VWなどのグループブランド全体に適用する。

空飛ぶクルマ、23年に事業開始

経済産業大臣の世耕弘成氏

 「空飛ぶクルマの実現に向けて、国土交通省と協力しながら2019年に飛行試験・実証実験を行い、2023年には事業を始める」─。「空の移動革命に向けた官民協議会」の第4回会合で、経済産業大臣の世耕弘成氏はこう意気込んだ。

 協議会では、空飛ぶクルマの条件として、電動、自動(自律)、垂直離着陸(VTOL)の3つを挙げる。機体を電動化すると、内燃機関の従来機に比べて、部品点数が減らせて整備コストなどを削減できるとともに、騒音の低減につながる。自律飛行が可能になれば、操縦士の人件費や操縦士の育成費用を削減でき、運航費用を大幅に抑えられる。パイロット不足も解消できる。

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