「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(以下、建築設計標準)」は、バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)に基づく設計のガイドラインだ。

 すべての建築物が利用者にとって使いやすいものとして整備されることを目的に、設計者をはじめ、利用者、建築主、審査者、施設管理者に対して、適切な設計情報を提供している。

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建築設計標準は、すべての建築物が利用者にとって使いやすいものに整備されることを目的とした設計のガイドライン。ホテルまたは旅館における追補版は、高齢者や障害者などを含めた誰もが円滑に利用しやすい宿泊環境の整備を図ることを目的としてつくられた(資料:日経アーキテクチュア)

 2020年の東京五輪開催、急速な高齢化の進行、訪日外国人旅行者の増加などを受けて、より一層のバリアフリー対応を推進するため、国土交通省は建築設計標準などを見直した。15年7月、劇場や競技場などの客席・観覧席を有する施設に関する追補版を公表。17年3月に建築設計標準を改正。新築だけでなく既存施設のバリアフリー化を進めるために、ホテルやトイレの改修についての内容を盛り込んだ。

 19年3月には、ホテルまたは旅館における追補版を公表した。設計者のほか、建築主や施設管理者などの理解を深めるために、解説など記載内容を充実している。追補版は、特に配慮が必要な用途について建築設計標準の内容を補うものだ。

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