墜落制止用器具とは、高所作業時に装着して墜落事故を防止する安全器具の呼称だ。これまで「安全帯」と呼ばれていた器具の構造規格を改め、2019年2月1日から建設現場などでの使用が義務付けられる。現場では「安全帯」と呼び続けても構わない。

 墜落制止用器具の中心を担うのは、フルハーネス型の器具だ。労働安全衛生法(安衛法)の施行令と労働安全衛生規則の改正に伴って、従来の安全帯から改められた。22年1月1日までの猶予期間を経た後は、原則として法令改正前の規格に基づく安全帯が使えなくなる。

従来の安全帯を利用できる猶予期間などを示す。厚生労働省の資料に基づき、日経 xTECHが作成
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 厚生労働省では、2018年6月22日付で「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」を発表し、新たな墜落制止用器具の普及を図っている。

2018年6月22日付の「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」(資料:厚生労働省)
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 フルハーネス型の墜落制止用器具は、従来の胴ベルト型の安全帯と異なり、着用者の体を肩やももをはじめとした複数箇所で保持する。そのため、墜落・転落時に体に加わる衝撃を分散する効果を期待できる。

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