IT分野のキーワードを図表を交えてやさしく解説します。

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IT分野のキーワードを図表を交えてやさしく解説します。
Kaggle(カグル)は国際的なAI(人工知能)開発のコンテストプラットフォームのこと。企業からの依頼を受けて、賞金付きAI開発コンテストを常時複数オンラインで開催する。AI開発者が腕を競う「AI道場」ともいえる。
エッジコンピューティングは、センサーやデバイスなどからのデータを、発生した現場に近い場所(エッジ)で処理する技術や考え方のこと。エッジ側で動作するハードウエアがセンサーやデバイスのデータの収集や処理を担い、処理されたデータをクラウドなどのサーバーに送信して利用する。
ネットワーク用語としての「カテゴリー」には2つの意味がある。1つはLTE端末の通信性能を示す指標。もう1つはLANケーブルの伝送性能を表す指標である。
老朽化した情報システムを刷新する手法。主な手法として「ラッピング」「リホスト」「リライト」「リビルド」の4つがある。
eKYCはオンライン上で完結する本人確認の仕組みを指す。非対面によるオンライン金融サービスの利便性を高めると期待されており、金融機関やスマートフォン決済事業者などで採用が相次いでいる。
パブリッククラウドサービス上にユーザーが作成する仮想閉域網のこと。「仮想ネットワーク」「VPC(Virtual Private Cloud)」というケースもある。
継続的インテグレーション(Continuous Integration、CI)は、ソフトウエア開発の手法の1つ。「コンパイル」「テスト」「パッケージング」といったソフトウエアの開発工程の様々な作業を、繰り返し何度も実行する手法を指す。
IPv6はインターネットを支える基本プロトコルであるIPの最新バージョンである。IPv6のアドレス数は2の128乗とほぼ無尽蔵なのが特徴だ。
変動価格制。商品やサービスの価格を一物一価とせず、需要動向を予測しながら価格を柔軟に変動させていく仕組み。
Libraは米Facebookが発表したデジタル通貨構想である。ブロックチェーンで稼働するLibraコインを基軸に国境をまたがる決済・送金基盤を構築し、新たな“単一市場”の創出を狙う。
アベイラビリティーゾーン(AZ)とは、クラウドサービスにおいてデータセンターをグループ化した管理単位のこと。1つあるいは複数のデータセンターで構成され、データセンター同士は大容量ネットワークで結ばれる。「可用性ゾーン」「ゾーン」と呼ぶケースもある。
PoC(Proof of Concept、概念実証)は、これまで利用経験のない新しい技術や製品などを活用してシステムを構築したり、以前はなかった新しいサービスを開発したりするときに、そのアイデアや計画の実効性を検証することだ。技術的な実現可能性を確かめたり、新サービスが事業的に有効なことを立証した…
DoS攻撃は、標的とするWebサービスをユーザーに提供できないようにするサイバー攻撃を指す。DoSはDenial of Serviceの略。
IDとパスワードで認証した後に改めて別の方法で認証するといった具合に認証を2段階に分ける方法で、セキュリティーを強固にできる。
FATF(金融活動作業部会)はマネーロンダリング(マネロン)やテロ資金供与に関する対策を審査する国際組織を指す。2019年秋に、日本向けに「第4次審査」を実施する計画だ。
カナリアリリースとは新バージョンのアプリケーションをリリースする際に、従来バージョンのアプリケーションを並行稼働させ、一部のユーザーだけを新バージョンにアクセスさせる展開(デプロイ)手法のこと。新バージョンにアクセスするユーザーを炭鉱で毒ガスを検知する「カナリア」に見立てて、この名称が付けられた。
「コンテナオーケストレーション」は、情報システムの基盤技術として注目される「コンテナ」を管理する技術である。コンテナ化されたアプリケーションのデプロイやスケーリング、管理などを自動的に行える。
パケットキャプチャーは、ケーブルを流れるパケットを見て、ネットワークの状態を調べる解析手法。
老朽化した基幹系システムを2025年ごろまでに刷新しない場合、多くの企業で保守運用が困難になるだけでなく、デジタル変革も達成できなくなるという未来を描いたシナリオ。
給与デジタル払いは銀行口座の代わりに資金移動業者のアカウントに対して、給与をデジタルマネーとして振り込むことを指す。ペイロール(資金移動業者のアカウントに対する給与支払い)とも呼ばれる。