マツダは「第46回東京モーターショー」(2019年10月24日~11月4日、東京ビッグサイト)に、同社初の量産電気自動車(EV)となるステーションワゴン「MX-30」を世界で初めて公開した(図1)。駆動用に容量35.5kWhのリチウムイオン2次電池(LIB、以下電池)を搭載した純粋なEV。1充電当たりの航続距離(以下、航続距離)は、欧州仕様で200km(WLTPモード)という。2020年後半の欧州での発売を計画する。ドイツでの価格は3万3990ユーロ(約408万円、1ユーロ=120円換算)を見込む。日本での発売も計画しているが、時期は未公表。

図1 マツダ初の量産EVとなるステーションワゴン「MX-30」
図1 マツダ初の量産EVとなるステーションワゴン「MX-30」
(写真:日経 xTECH)
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 200kmの航続距離は近年のEVとしては短い。だが、欧州ではEVを通勤や買い物など近距離用途に使い、エンジン車を別に所有している家庭が多いと同社は言う。加えて、大きな電池は製造過程で二酸化炭素(CO2)を多く排出することから、航続距離を抑えたという。なお、マツダは現在、発電用ロータリーエンジンを搭載したレンジエクステンダーEVを開発中で、これを使えば航続距離は2倍の400kmに延びるという。

 MX-30は、前部の車軸に永久磁石型同期モーターを1台搭載した前輪駆動車。前後の車軸間の床下に電池パックを搭載する。モーターの最高出力や最大トルク、車両の最高速度については未公表だ。プラットフォームは、内燃機関(ICE)車からハイブリッド車(HEV)、プラグインHEV(PHEV)、EV、レンジエクステンダーEVまで複数のパワートレーンで共有できるものをベースにEV向けに最適化したという。例えば、床下の電池パックの搭載スペースを広げたり、電池パックを骨格の一部として使ったりするなどの工夫を施した。

 車体寸法は、全長4395×全幅1795×全高1570mm。ホイールベースは2655mm。サスペンション方式は前部がマクファーソンストラット、後部がトーションビーム。状況に応じて電池の冷却にエアコンを使う。

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